インフラの未整備と計画停電
市内中心部の広場トゥンディケルのゲート
水力発電に頼っているため、河川の水流が減ってしまうと発電が不十分になり、通年計画停電が実施されています。冬の乾季ピーク時には1日の半分以上が停電という状態になり、懐中電灯、ろうそく、ジェネレーターや蓄電設備を必要とします。
高級~中級ホテルにはジェネレーターが完備されており、停電時も不便はありません。ただバスルームのお湯に関しては高級ホテルであっても、時と場合によっては水温が低いなど供給が不十分なことがあるようです。
通信速度、回線の状況は日本ほど快適ではありませんが、カフェ、レストラン、安宿でもインターネット、WiFiがかなり普及しています。携帯電話網は主要なトレッキングルートの山岳部まで到達しており、SIMカード(国内携帯電話番号の割り当て)も身分証のコピーを提示すれば100ネパールルピーからと安く入手でき、支払いもプリペイド方式で簡単です。
カトマンズ市とパタン市を囲むように環状道路「リングロード」が整備され、リングロードからバクタプール市までは、日本のODAによって4車線の快適な道路が開通しています。数箇所に信号機が設置されていますが、あまり機能しておらず、警官の手信号で交通整理がされています。電車や地下鉄はありません。
カトマンズの人々はマルチリンガル
世界遺産 スワヤンブナートの仏塔
ホテルやゲストハウスでも問題なく英語が通じます。日本人客を対象としたサービスを行うホテルもあり、フロントは日本語に対応するほか、衛星版の日本語新聞、NHKワールド、プレミアムの視聴ができるところもあります。