ネパール/ネパールの観光

世界最高峰の味わい!エベレストビール

ネパールといえば、エベレスト。登頂は無理としてもビールなら!国内で海外ライセンスもの、国産オリジナルと幾つかの種類のビールが醸造されていますが、その中でも最もネパールらしいものといえば「エベレストビール」が挙がります。

うえの ともこ

執筆者:うえの ともこ

ネパールガイド

エベレスト登頂50周年を記念してつくられたプレミアムラガー

エベレストビール大瓶undefined限定ラベル

エベレストビール大瓶 限定ラベル

この国を代表するビールと言えば、やはりこれしかない!マウントエベレスト醸造所でつくられているプレミアムラガー「エベレストビール」。

1953年5月29日、ニュージーランドのヒラリー卿とネパールのテンジン・ノルゲイ・シェルパのエベレスト初登頂から50周年を記念し、2003年から作られています。国内で海外ライセンスもの、ネパールオリジナルと様々なビールが生産されるようになってきましたが、知名度はダントツ。

フォトジェニックな歴史的瞬間のラベル

エベレストビールundefined330ml缶入り

エベレストビール 330ml缶入り

ネパールの誇りエベレスト山頂にテンジンが到達し、ネパールとニュージーランドの国旗を掲げようとしている歴史的瞬間を写したラベル。これがテーブルに出されたら誰もがカメラのシャッターを切らずにはいられませんね。現在国内で流通している大瓶には、エベレストに12回登頂という偉大な記録を打ち立て伝説のクライマーとなったニマ・ゴンブ・シェルパの限定エディションラベルが貼られています。

またアルコール度数が低い缶入りも発売されています。ボトルのラベルとはデザインが異なり、こちらはパステルブルーの色調でエベレストを遠景に仰ぎ見るデザインとなっています。ネパール土産にしても喜ばれること間違いナシですね!

国産大麦とヒマラヤの清流水

新しいビールに押され気味のエベレスト

新しいビールに押され気味のエベレスト

原材料に国産大麦とヒマラヤからの清流水、選び抜かれたモルトとアロマホップが使用されており、味は苦味、アルコール度数(瓶5.5%、缶4.7%)ともに強めで、がっつりと骨太な印象です。特に男性に好まれる味といえるかもしれません。

ネパールでもビールはかなりポピュラーな飲み物になってきましたが、輸送ルート、販路がしっかり確立していないため、いつでもどこでも入手できるものではありませんから、高級なお酒。

そんな中、エベレストビールの国内シェアは他社にその地位を譲っている状態で、ほかの銘柄よりも希少な存在となっています。

ビールにぴったりのネパール料理のおつまみ

蒸し餃子undefinedモモundefined

蒸し餃子 モモ 

挽きたてのスパイスの香りとピリ辛のネパール料理のおつまみとビールの相性はピッタリ!
居酒屋やバーでは、ピーナツの和え物「バダムサデコ」、水牛肉のマリネ焼き「チョエラ」、ジャガイモのクミン炒め、蒸し餃子「モモ」にヤギ肉の炭火焼「シェクワ」などなど、ついついビールが進んでしまうアイテムが楽しめますよ。



健康に配慮してぬるいビールを

ライスパフとバダムサーデコ

ライスパフとバダムサーデコ

当地ネパールの人たちは、飲み物をキンキンに冷やして飲むのは体に良くないと考えています。ビールも注文時に「冷たいの?熱い(常温)の?」と尋ねられることがあります。または常温のボトルが当たり前のように運ばれてきたりもしますから、冷たいのがお好みならば必ず「よく冷えたものを」と頼みましょう。最近ではバーやレストランではグラスも冷やして出されるようにもなってきましたが、ぬるい常温のビールを好む国民性は面白いですね。

エベレストビールは国産の海外銘柄よりも安い価格設定で、大瓶650mlが175ネパールルピー(小売価格)、330ml缶は125ネパールルピー(小売価格)となっています。日本にも輸出されていますから、ぜひ一度世界最高峰の「エベレストビール」を征服してみてくださいね!

マウントエベレスト醸造所オフィシャルサイト http://www.mteverestbrewery.com/
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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