ステーショナリー・文房具/ステーショナリー関連情報

ゆったりポケットのメモカバー

メモをセットするポケット、ペンホルダー、そして書いたメモを収納するポケットまでもがひとつながりになっているユニークなつくりのメモカバー。フレキシブルさが抜群です。

土橋 正

執筆者:土橋 正

ステーショナリーガイド

メモにカバーを付ける目的はいくつかある。

たとえば、メモをそのまま持つよりもカバーがあった方が見た目がよくなるという点だったり、メモ単体ではやりづらいペンをホールドできたり、書き終わって切り離したメモのストックだったりなどなど。

今回のものは、メモとペンをセットするスペースがゆったりとしていて、それによりフレキシブルに使えるという特長がある。
サイプロダクトundefinedメモカバー

サイプロダクト「マルチメモポケット」 黒/レッドステッチ、黒 各7,000円+Tax


シンプルなのに機能性に富んでいる

表紙はボタンで固定されている。それをパチンと外して開ける。これはちょっとユニークで、表紙が上に開くだけでなく、下側も少々開くようになっている。
サイプロダクトundefinedメモカバー

ボタンでロックされたメモカバーの表紙

開いて気付くのがメモを収めるポケットが左にはみ出ているところ。このポケットは内側に仕切りがなく、裏面までひとつながりになっている。手前のポケットでは、メモをセットし、左にはみ出した部分はペンホルダー、そして裏側は書き終わったメモなどを収納するスペースとして使える。
サイプロダクトundefinedメモカバー

表紙が上に広がり、下側もご覧のとおり開く

この様に仕切りがないと何がいいのか。
サイプロダクトundefinedメモカバー

注目はメモの収納スペースがグルリと後側まで間仕切りなしにつながっている

それは、メモなりペンを入れる時に余裕が生まれるということだ。

セットできるメモは、ニーモシネで言えば192がジャストサイズで収まる。それよりひとまわり小さいロディアの11番あたりもOK。ゆったりしているので、メモの収まり具合がグラグラするのではと心配するところだが、全くそうしたことはない。メモを右寄せにセットすれば、縫い付け部分にしっかりと固定できる。
サイプロダクトundefinedメモカバー

マルマンのニーモシネの192がジャストサイズ

サイプロダクトundefinedメモカバー

一回り小さいがロディアの11番もOK

そして、ペンホルダーもゆったりしているので太めのペンも楽々収まる。
サイプロダクトundefinedメモカバー

ラミー2000のペンシルをセット。頭がわずかに飛び出る

サイプロダクトundefinedメモカバー

ラミー サファリ ボールペンはピッタリと収まる


書きやすくなる配慮

メモカバーの使い心地で一番重要なのは、メモを書くときだろう。このカバーは、その点でも抜かりがない。広げた表紙は後に折り返せるようになっている。レザー製だが、この折り返し部分は、やわらかく仕上げられているので、新品の状態でも無理なく折り返しできる。あわせて下側も折り返すと、先ほどのボタンを後でパチンと留められる。こうすれば、表紙がグラグラすることなく、メモに集中できる。
サイプロダクトundefinedメモカバー

表紙の折り返し部分にしなやかさがある

サイプロダクトundefinedメモカバー

楽々とこうして折り返せる

サイプロダクトundefinedメモカバー

裏側に折り返した表紙はボタンでパチンと固定しておける

しかも、ペンホルダーのでっぱりが左手でメモを持った時のちょうどいい親指の支えになってくれる。つまりグリップになる訳だ。書き心地というものは、その土台となるメモの握り心地も大いに関係してくるので、これはありがたい。
サイプロダクトundefinedメモカバー

ペンホルダーはメモを手にしたときの程よいグリップに

ただ、個人的に1つ気になったのはペンホルダーが左側に付いているところ。私は右利きなので、ペンは右側から取り出した方がスムーズになる。ただ、考えてみれば、ペンを取り出すのは一瞬の作業だが、メモを取るのはしばらくの時間を要する。そう考えると、この左側が正しいと言う風にも思えてくる。

メモとは言え、じっくりと書き込むということにも対応したカバーである。
サイプロダクトundefinedメモカバー

裏面はメモポケットになっている

■ 関連リンク
* サイプロダクト「マルチメモポケット」はスタイルストアで販売されています。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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