自動車保険

イクジイが備えておきたい自動車保険(2ページ目)

イクメンならぬ「イクジイ」という造語があるようです。孫の面倒を見るおじいちゃん、という意味。アクティブなイクジイは、孫を車に乗せて出かけることも多いようです。そこで今回は、そんなイクジイの自動車保険について、見直しのポイントや注意点を整理してみました。

執筆者:石川 英彦

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“イクジイの自動車保険”はココをチェック

さて、イクジイの自動車保険の場合は主にどこに着目して見直しを考えれば
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荷物を積んで出かける機会が増える人も多いのでは

よいかをまとめてみましょう。

<イクジイの自動車保険見直しのポイント>
■ポイント1:使用用途と走行距離
仕事への関わり方が現役時代と異なると、車の使用用途や走行距離に変化が出るはずです。通勤で使わなくなってすっかり走行距離が減ったという人もいれば、自営業を始めて仕事で車を使うようになったなど、使用用途に変化があったら必ず保険会社に連絡しましょう。また、走行距離に大きな変化がある場合には、ダイレクト型自動車保険数社で見積もりをしてみるとよいでしょう。なぜなら、走行距離によって保険料が異なる仕組みになっている保険会社があるからです。特に走行距離が少なくなった人には保険料の削減効果が出るかもしれません。

■ポイント2:年齢条件と限定条件
子ども夫婦と同居あるいは近くに住まいがあるなど、子ども夫婦も車を使うことが多い場合は年齢条件と限定条件には注意しましょう。同居であれば家族限定にすればよいですが(年齢条件が合う必要あり)、別居である場合は限定条件を外す必要があります。

■ポイント3:特約
今までよりも車で出かける機会が増えた人には“身の回り品補償特約”があると安心です。 契約している車の車内やトランク、キャリアに積んである物が自動車事故で壊れた場合に補償される特約です。レジャーに出かける時はいろいろ車に積んで出かけることも多いので安心です。また、「弁護士費用特約」や「個人賠償責任特約」は誰かの車に一つ契約されていれば全員が補償の対象になるので、子ども夫婦と同居になって複数車がある場合は、一つにまとめてしまうことができます。
 

孫にケガをさせてしまったら?

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孫を車に乗せていて事故に遭ったら・・・

その他にも、セカンドライフになってある程度の蓄えがあり、今後の支出を考えても急な出費に耐えうる家計であれば、車両保険をなしにするか免責金額を高めに設定して、本当に万が一のための補償へとスリム化することも考えられるでしょう。また、子ども夫婦が同居して、車が複数台になった場合、どれか一台だけ普通の人身傷害保険にしておけば、契約している車以外に乗車中や歩行中も同居親族全員が補償の対象となるので、他の車の人身傷害保険は「搭乗中のみ補償する」として補償の重複をなくすことができます。

ところで、孫を車に乗せて事故に遭い、孫にケガをさせてしまった場合はどうなるのでしょうか?このケースでは、自賠責保険ならびに対人賠償責任保険から治療費などが支払われます。

自動車保険の見直しは、今回のイクジイ世代に限らず、ライフステージが大きく変わる時にはしっかり考えるようにしましょう。
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