学習サイクルを作るには
サイトをブックマークし、アプリをダウンロードし、それで一息。これって、本を買ったまま読まない「積ん読(つんどく)」と変わらないですよね。
どう活用するかで効果は大きく変わってきますから、慎重に計画を考えてください。
・まず、一日の行動を紙に書き出します。
日々違う動きになってしまう場合は、曜日ごとに書き出すとよいでしょう。
・次に、スキマ時間をピックアップし、その時間にできる作業を書き出します。
たとえば、15分程度であればリスニングができそうだとか、30分あればテキストを広げることも可能だろう、など、自分のできそうな範囲で。
・最後に、それぞれのスキマ時間に消化したい作業を割り当てます。
電車の15分ならリスニング、カフェの昼休みなら読書など、欲張りすぎずに選びます。
ガイドの場合は、以下のような割り当てです。
・行きの電車 1時間
メルマガで新聞の見出しだけチェック(2分)
中国語ニュースのリスニング(30~40分)
空いているときはディクテーション(dictation)まで
・乗り換え 5分
知り合いがいないことを信じて、リスニングで使った教材をシャドーイング
・昼休憩 30分から1時間
小説、またはスマホで日経中文網を読む(15分~20分)
・帰りの電車 1時間
疲れているのでドラマ視聴(30分~40分)
余裕のあるときには活字を読む
これだけ見ても、意外と時間はあります。そして、重要なのは「意外と時間がある」ということを意識することです。とかく私たちは忙しいことを理由にさまざまなことから逃げてしまいがちです。
ですから、スキマ時間のすべてを使う必要はないですし、むしろ短時間で集中し、あとは休憩やその他の作業に使うとよいでしょう。
そうすることで、疲れているときでも「これはだいじな時間だ」ということが認識できますし、自分で定めた課題をクリアできる確率が上がるように感じます。そしてポイントは、2つ以上の作業を同時期に進めないことです。
あれもこれもとなるとどれにも集中できないので、飽きやすい人でも最低3か月は同じ作業を繰り返していくべきです。
作業によって、3か月かかるもの、1日でよいものと様々でしょうから、うまくメリハリをつけてトレーニングできるといいですね。 そして、3か月ごとにその方法が自分にあっていたかどうかを検証してみてください。
今年も残すところあとわずか、悔いのないようにしたいですね。
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