付せん勉強法は英語や国語でも使える
英語では、文法事項などをまとめるのに付せんを活用することができます。例えば、不定詞(to do)の用法。「~するために」という副詞的用法から、「~すること」という名詞的用法、「~すべき」という形容詞的用法まであります。英語では、不定詞の用法など、重要な文法事項を簡潔にまとめて問題集に貼っておく。
不定詞(to do)の用法は3つもあって、しかも参考書や問題集には例文も書かれているので、いまいち簡潔にまとまっていません。そこで、「~するために」「~すること」「~すべき」という、意味だけを1枚の付せんにまとめて貼っておきます。もちろん数学同様、練習問題のページに貼っておいても構いません。とにかく、覚えるまで目に付くページに貼り直すというのがポイントです。
国語では、漢字や部首、例えば「示(しめすへん)」と「衣(ころもへん)」の違いなど、覚えるべきことや重要なポイントなどを書いて、貼っておきます。漢字や部首以外にも、歴史的仮名遣いを現代仮名遣いに直すときの法則「はひふへほ」→「わいうえお」や、係り結びを作る助詞「ぞ・なむ・や・か・こそ」など古文で重要なポイントなどを書いて、貼っておいても良いでしょう。
もちろん、英語や国語以外でも、理科や社会、資格の勉強のためにも応用できます。覚えなければいけないことを、付せんに書いて貼っておくだけです。
大きな付せんは注意するポイントを書いておく
今度は、タテ7.5cm、ヨコ6.5cmの大きめの付せんの使い方です。こちらは、付せんとしては大きめで、ノートやワーク貼っておくと、やや邪魔な存在ですらあります。しかし、逆にこの特長を活かして、問題集やノートに書く前に確認しておきたいことを書いて貼っておくのです。例えば、次のような国語の読解問題を解くときに注意したい3ヶ条です。
- 選択問題は消去法
- 本文の重要なところに線を引く
- 抜き出す語句を丸で囲む
大きめ付せんは邪魔になるので、逆にその特徴を活かして、例えば、読解問題を解くときの注意点など、問題集やノートに書き込む前に知りたいことを書いて貼っておく。
これだけ大きな付せんですから、問題集やノートに書き込む前に、真っ先に目に入ります。だから、ここに確認事項や注意点を書いておきます。そして、この付せんをはがさないと、問題集やノートに書き込めないわけですから、毎回、付せんに書いてあることを確認することになります。もちろん、はがした付せんは次のページに貼っておきます。
このように「貼って」「はがして」「めくって」「また貼る」、こうして覚えるまで目に付くところに貼るのが、付せんを上手に使った勉強法なのです。早速、試してみてください。