人生いろいろ、付せんもいろいろ
付せんは、細く長細いもの、中程度の大きさのもの、大きいものと実に様々。
これだけたくさんあると、どれを使おうか迷ってしまいますが、目的に応じて使い分けるのがベストであるのは言うまでもありません。
短く細長い付せんはしおり代わりに
付せんには、赤、黄、青など、いろいろな色がある。
また、付せんには、赤、黄、青など、たくさんの色があります。自分が苦手なことやよく間違える問題には赤色の付せん、時々間違える問題には黄色の付せん、もう勉強しなくてもよいところは青色の付せんを貼るなど、色によって優先順位をつけるなどの工夫をしてみましょう。
公式やポイントを書いて問題集に貼る
今回、最も活躍するのがこの中程度の大きさの付せんです。100円ショップで4つ入り100円で売っているので、早速買ってみましょう。この付せんの特徴は、タテ約4cm、ヨコ約5cmと手頃な大きさなので、公式や要点を書くのに適しています。その特徴を活かして、
- 数学:すいの体積の公式
- 英語:不定詞(to do)の用法
- 国語:「示(しめすへん)」と「衣(ころもへん)」
数学では、公式を書いて、それを問題集やノートに貼っておきます。例えば、すい(角すいや円すい)の体積の公式を書いたとします。
そして、ここが重要なのですが、これを問題集のすいの体積を求める問題のところに(あるいは、ノートの次のページに)貼っておきます。
はがして、めくって、また貼る
次に問題集(ノート)を開いたとき、その付せんをはがして、次のページ(あるいは、ほかのすいの体積を求める問題のページ)に貼っておきます。覚えるまで何度もこうした作業を繰り返します。こうすることで、問題集やノートを開くたびに公式が書かれた付せんを目にすることになり、公式が自然と覚えられます。公式が書いてあったら、それを見ながら問題集を解いてしまうことになり、意味がないのではと思う人も中にはいるでしょう。しかし、数学が苦手な人にとっては、この問題はこの公式を使う、あるいはこの問題はこうした解法を使うといった、適切な解き方の選択をするのが難しいのです。そもそも、それ以前の問題として、公式や解法を覚えることが困難な人さえいます。また、高校数学ともなると、知っておくべき公式や解法は、とてもたくさんなものになります。
数学で大切なことは、まず、公式や解法をしっかりと理解することと、そして、問題に即した公式や解法を選ぶことにあります。公式を覚えるまでが大変なわけですが、付せんに公式や解法のヒントを書いて、問題集に貼っておくことで、こうした力をつけるのに役立ちます。もちろん、公式や解法が身についてきたところで、付せんは捨ててもらって構いません。
次のページでは、英語や国語での付せんの使い方です。