客引きに注意!
繁華街では気を付けて!
困るのは、気が乗らずに断りたいときや、別の店で予約している場合などです。「いや、別の店で予約しているから」と断っても、「いくらでどういう内容ですか? それなら、ウチはもっと安くしますよ。〇〇も付けます。絶対にお得ですから」と、せっかく予約してあるお店に行かずに、誘いに乗ってその店について行ってしまうようです。
ところが、実際に精算の段階になると、客引きが言っていた内容とは違います。ビールの銘柄を選んだだけで割増しになっていたり、サービスと言っていたおつまみの代金が加算されていたり、よく見ると精算書に小さい文字で一見分からないように「サービス料10%をいただきます」と書かれていたりして、トータルでは当初言われていた金額よりもかなり割高になっています。
金額で言えば、500円、1000円、1500円というようなものでも、「安くするから」と言われてついていったのに、結局は高くついてしまった……ということになるのです。「話が違うじゃないか」と言っても、「お会計はそうなっています」と取り付く島がありません。
納得がいかないまま、支払うことになってしまうようです。
このような被害は「プチぼったくり」と呼ばれ、最近、急増しています。一日に2人の客を10組案内したらトータルで1万円、2万円、数万円と店の売り上げが違ってきます。それが客引きの人件費になるのでしょうか、だからこその必死の食いつきで立ち止まった客を逃がさないのかもしれません。
せっかくの楽しいはずの飲み会が、予想よりも高くついては気分も害します。少しでも安く飲みたい人たちからすれば「頭にくる!」となるはずです。「サービス料」についての説明がなかったり、料金システムは店に入らないと分からないようになっていたりするとなると、客引きの言うことだけを信用してその店に行くのは危険ということになります。
こうした被害に遭わないためのコツは次ページで。