しあわせに見える不幸せか、大変そうに見えるしあわせか
人生、なにが幸せでなにが不幸せかを決めるのは、いつも自分です。当時のわたしは、「どうしてこんな面倒なことをわざわざ……」とか、「大変なことばかり次々するなぁ」などと思われていたかもしれません。でも、人生は一度きりですし、周りからいかにも幸せそうに見えても、本人の心が満たされていなければ不幸せです。ですから、私は自分がより幸せになるために、社会人大学院留学を決めました。
もしいま、みなさんが周りのことを考え、迷惑になるのではないかと心を痛めて社会人大学院留学を躊躇しているのであれば、ご自身が幸せになれるかどうかを指針に決断してみるのも良いかもしれません。
日本人は、とかく周りのことを思うあまり、好機を逃しているのかもしれないと思うことがあります。周りのしあわせを願うのは人としてとても素晴らしいことですが、大学院留学を経て、自分がより幸せになれば、その分周りに還元出来るものが増えるかもしれませんし、恩返しが出来る可能性もあるはずです。
次のページで、オックスフォード大学院で出会った「しあわせ」を選んだ社会人の友人たちのエピソードを紹介します。