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社会人大学院留学を目指すには……

社会人になってから大学院留学を志すことが、以前ほど珍しくなくなって来たように思います。いつかは……と思っている方、今決断しようとしている方、どうしようか迷っている方に、社会人大学院留学経験者としてアドバイス出来たらと思います。

水野 稚

執筆者:水野 稚

英語学習ガイド

It's never too late

学生の頃から憧れていたけれど、当時の都合で留学を断念した方、社会人になってから本格的に学び直したいと思っている方、自分の経験を学問的に整理してキャリアアップを図りたい方、人生の岐路で、一大チャンスを呼び込む手段として海外大学院を考えている方……。置かれた状況や動機、目的は様々ですが、近年は確実に社会人大学院留学を志す方が増えている印象です。

なにを隠そう、私自身が社会人大学院留学経験者です。しかも、留学時期は2008年ですから、現在の2013年からそう遠い昔ではない時期です。私は当時勤務していた大学の講師の仕事を辞め、所属していた国内の大学院の博士課程を休学して、30代での留学を試みました。

私としては、「いまがその時だから」という理由で留学を決めましたが、周囲からは反対の声も多く、風変わりな決断に映っていたかもしれません。でも、It's never too lateという気持ちでいました。いまも、直感に従って渡英して良かったと思っています。

今回の記事は、社会人大学院留学をお考えの方にどこまで参考になるかわかりませんが、私が社会人を経てオックスフォード大学の修士課程に留学することになった経緯について、少しお話ししたいと思います。


そもそも遅咲きな私

私は留学を決めた当時、東京大学の博士課程に在籍中でした。大学卒業後は、しばらく企業内英語研修の講師や大手英会話学校の講師をしていましたので、修士課程に進学したのは30歳になってからでした。ですから、留学は30代半ばで考え始めたことになります。

これまで順風満帆で人生を送られて来た方にとって、仕事を辞めて社会人大学院留学をすることは、とんでもなく道に外れるような行為に映ったかもしれません。でも、私の場合は、そもそも国内の大学院への進んだのも社会人を経てからでしたし、もうこうなったらやけくそ、ではありませんが、今後のキャリアを考えると、思い切って大学院留学へ踏み切ることが最善の道だと思えました。

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よし!










次ページで、社会人大学院留学の決め手となった考え方をご紹介します。

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