そば/東京のそば屋

遅い時間に訪問可能なお店たかせ(神保町)

そば粉は新そばで北海道の深川産を使用している。修業先の蕎上人は一茶庵系であり、たかせでも二八そばが主流である。

前島 敏正

執筆者:前島 敏正

そばガイド

枯れ草色の暖簾が似合う

たかせ玄関

たかせ玄関


神田神保町の『手打蕎麦たかせ』へ訪問した。都営地下鉄神保町駅A6出口から白山通に出て二つ目の路地を右折し、100mほど行った右側に「たかせ」はある。静かで落ち着いた建物で枯草色の暖簾が似合う。「新そば始めました」のポスターがさりげなく置かれている。

店内は6人分の大テーブル2つに、4人がけが3つほどある。広い空間とは言えないが、間取りの取り方や雰囲気が良い。このお店は「夜咄 乃むら」の跡地にできた店であり2005年7月にオープンして既に8年が経過している。ご主人は浅草の蕎上人(そばしょうにん)で修行をされており、お弟子さんの中では蕎麦打ちの早さと綺麗さは秀逸であったようだ。「たかせ」という店名の由来はご主人の高瀬と言う名前から取られたとご主人が説明してくれた。

鴨の陶板焼き

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鴨の陶板焼き

まずは生ビール「ハートランド」(600円)を頂きながら「鴨の陶板焼き」1200円を頂く。このメニューはご主人が修業されたお店でも看板メニューであったものであり、陶板の上でジュージュー音をたてシズル感たっぷりの逸品である。他に鳥関係のメニューとしては「伊達鶏塩焼き」(850円)、「伊達鶏たれ焼き」(900円)、「蔵王鴨塩焼き」(1200円)がお薦めである。

北海道深川産のそば粉

そば粉は新そばで北海道の深川産を使用している。修業先の蕎上人は一茶庵系であり、たかせでも二八そばが主流である。注文があれば生粉打ちも用意されるようである。田舎、せいろ、レモン切りの「三色蕎麦」は1000円とお手頃であり、お薦めのメニューである。今回は限定ランチメニューで「お造りご飯蕎麦膳」(1000円)でお造りと小付け、お新香、せいろ蕎麦を頂いた。

ランチメニュー

ランチメニューは「桜海老かき揚げ丼そば膳」「とろろ御飯そば膳」など他にもあり、値段は全て1000円とサービスメニューである。
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お造りご飯蕎麦膳

夜のメニューは一人4200円、5250円のコース料理がある。コース希望する場合は、前日までにご予約の必要がある。夜は23時まで営業しているのは蕎麦屋業界では珍しく、遅い時間に待ち合わせるのに重宝なお店である。

【店舗情報】
店名:たかせ
TEL:03-3288-1370
住所:東京都千代田区神田神保町2-21-10 高野ビル 1F
神保町駅から148m
営業時間:11:30~15:00、17:30~23:00
定休日:日曜・祝日
地図:Yahoo!地図
ホームページ:http://www.soba-takase.com/

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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