介護支援専門員(ケアマネジャー)/ケアマネージャー試験について

ケアマネージャー試験合格への道・介護支援分野 1

この記事はケアマネジャーの試験対策についてまとめています。本記事では試験対策の第一弾として介護支援分野について考察しています。介護支援分野は介護保険法をベースに構築されているので、制度を学ぶ上でのスタートと言えます。介護保険法施行に至る経緯や背景などもあわせて理解すると、頭の中でイメージしやすく、応用問題も解きやすくなるでしょう。

執筆者:鈴木 康修

平成25年10月に第16回ケアマネジャーの試験が実施されました。試験の内容については過去記事「第16回介護支援専門員実務研修受講試験の解答と考察」を参照ください。本記事は、次のケアマネジャー試験に備え、個人的な見解の元に学習方法や要点を紹介します。次回以降の試験問題や難易度等の予測は簡単にできるものではなく、あくまでも参考程度に止めておいてください。試験対策の第一弾として「介護支援分野」から取り上げていきたいと思います。

介護支援分野全般

ケアマネジャー試験対策undefined勉強時間

ケアマネジャー試験対策 勉強時間

介護支援分野は、介護保険法をベースに構築されています。ですから、介護保険法とは何かを中心に理解していく必要があります。問題集を見ると、高い確率で出題されているのが国・都道府県・市町村との関係についてです。それぞれの役割をしっかりと理解しましょう。しかし、出題には漢字が多く使われ、紛らわしい表現となっており、ケアレスミスを連発しやすいので注意してください。

例えば、介護認定審査会と介護保険審査会は何が違うのかイメージしにくいと思います。他にも、介護保険事業計画と介護保険支援計画などミスしやすいポイントがいくつかあります。理解していてもケアレスミスや忘れてしまうこともありますので、まずは理解と反復を繰り返しながら勉強を進めてください。

介護保険法施行の背景を知る

介護保険法施行についてどのような背景から施行に至ったのかを知ることが大切です。我が国における高齢化率の変遷や国の財政事情、高齢者と切り離せない医療の課題などは知っておいた方が良いでしょう。介護保険法施行に至る背景のポイントとしては、高齢化はどのようなスピードで進んで来たのか、今まで要介護高齢者への対応はどうしていたのか、措置制度とは何かそして問題点は何か、社会保険方式へと切り替わる必要があったのか、などです。流れが理解できるとイメージができますので、応用問題が出ても正答率が高まります。

次のページでは介護保険制度の概要について解説します。

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