分譲マンションレポート/岡本郁雄の分譲マンションレポート

【取材レポート】シティタワー武蔵小杉(2ページ目)

この10年で、大きく変貌を遂げた街「武蔵小杉」。再開発や新駅の誕生、複数の鉄道路線の乗入で、首都圏屈指の便利な街になりました。現在大型商業モールも建設中。その隣の街区でデビューする53階建て全800邸の武蔵小杉最大級のタワーマンション「シティタワー武蔵小杉」をレポートします。

岡本 郁雄

執筆者:岡本 郁雄

マンショントレンド情報ガイド


53階建て全800邸 中間免震構造を採用
2層吹抜のエントランスホールやスカイラウンジなど上質な共用空間

シティタワー武蔵小杉は、53階建て総戸数800戸。戸数規模は建物一棟では武蔵小杉エリアの過去最大になります。地表近くの地盤で建物を「面」で支持する「直接基礎工法」に加え、地震エネルギーを吸収し建物の揺れ・変形を軽減する「中間免震構造」を採用。暮らしの安心を高めています。
シティタワー武蔵小杉の模型

シティタワー武蔵小杉の建物も模型。スケール感がありかつスタイリッシュなつくり

さらに、停電時に最大48時間にわたり非常用電源や非常用エレベーターに電気を供給する非常用発電機に加え、管理用兼非常用エレベーターは、概ね震度5強の揺れに対応する自動復旧機能を備えています。

建物の外観は、アウトフレーム設計で柱のラインが強調された風格あるデザイン。エントランスは、2層吹抜・ガラス張りの光の映えるデザインに仕上げられ、グランドエントランスホールは天井高約8mで約300平米の大空間です。

40階には、都心の夜景を楽しむスカイラウンジを設置、2階にバルコニー付のコミュニティルーム、4階には2室のゲストルームを設けています。

内廊下方式の開口部のワイドなプランニング
アウトフレームとダイナミックパノラマウィンドウの組み合わせで上質な室内空間を演出

シティタワー武蔵小杉の住戸の専有面積は、55.23平米~72.35平米。間取りは2LDK~3LDKです。内廊下設計で、4方向に住戸を配置しておりワイドスパン中心のプランニングでかつアウトフレーム設計、ワイドかつ高さのあるダイナミックパノラマウィンドウを採用し、開放的な住空間に仕上がっている点が特徴的です。
フロア概念図

シティタワー武蔵小杉のフロア概念図(10・12・13・15・16・18階)。アウトフレームでワイドスパン中心

柱型を外にだし、かつ間口のワイドなユニットを構成しデットスペースを減らすことで、住戸の居住性能を高めています。
ダイナミックパノラマウィンドウ

シティタワー武蔵小杉のモデルルーム。ダイナミックパノラマウィンドウから開放的な景色が楽しめる。バルコニー越しでないため座った位置でもビューがひろがる

実際にモデルルームを見学すると、座った位置からも景色が楽しめタワーマンションの大きな魅力であるビューをより満喫できそうです。

2階にコミュニティルームや子育て支援施設、店舗が入り、3階は自転車置き場になるため、住戸は4階以上です。800邸の戸数にしては珍しく、低層階から上層階までほぼ同一の住戸ユニットが続きますが、その分住戸ユニットが良く練られており、全体的に専有部分の居住性の高さを感じます。

また、同マンションは、住友不動産独自の商品企画で、好みの間取りやインテリアカラーを無償で選べるシステム「カスタムオーダーマンション」に対応(住戸や契約時期で選択の範囲が異なる)しています。ワイドスパンの専有ユニットなので、ライフスタイルに合ったプランニングがより楽しめそうです。

既に多くの反響を集めている同マンションですが、今秋より事前案内会がスタートします。事前反響者の内訳は、神奈川県内が約50%、東京都内が約30%、その他が約20%と広域。30代が中心ですが、年齢層も20代から60代以上と幅広いとのことです。

現地とモデルルームを見た感想は、稀少な立地に相応しい堅実かつ住み心地を意識した、細やかなつくりこみ。価格は、未定とのことですが、武蔵小杉の新たなランドマークとして注目したいマンションです。


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