テクノポップ/アーティストインタヴュー

ひさびさの村上ユカ~鳥と魚(4ページ目)

All Aboutでインタヴュー記事を始めて、僕が5人目にインタヴューしたアーティストは村上ユカさん。彼女が9年ぶりに放つアルバム『鳥と魚』では、テクノの女気と和のエッセンスが融合した初セルフプロデュース作品となっています。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

藤木信希さん、井波陽子さんとコラボ

ガイド:
中盤でピアノ曲「ラムネ坂」が入ることが、アルバムのアクセントになっていますね。この曲は、ピアニストに井波陽子さん、コーラスにはコトリ木の藤木信希さんの参加となっていますが、お二人とは昔から既知の中だったのでしょうか?

村上ユカ:
最初はコトリ木の信希ちゃんとTwitterで繋がって、私のファンだと言ってくれてて、彼女のラジオに出たりして。で、彼女と仲良くなるうちに、井波陽子さんのことを知って。彼女の「手紙」のライヴのビデオを見たのですが、稲妻が走ったというか、衝撃以外の何物でもなくて。

歌もさることながら、ピアノが、たぶん、ご本人はそのつもりはないと思うんですが、このままシーケンサーに流し込んだらエレクトロになるぞ、というフレーズに私は聴こえたんですよね。それに良質な歌とメロディが乗っているという。それを聴いた時から、ぜひ一緒に音楽をやりたいと思っていて、それを今回実現させました。

和のエッセンス

ガイド:
8曲目「あの星の名は」、切なくも懐かしく、大好きです。隠れた所に洋楽の要素があるんですが、日本人だから作れるポップスじゃないかと勝手に考えてしまいました。この日本の郷愁感をさそうルーツは、一体どこから来るんでしょうね?

村上ユカ:
この曲はかなり、友人のスノモー(snow mobiles)の影響が大きいですね。本当に彼らの音楽は好きなので。

でも、もとから和のエッセンスが入ってるものが好きですね。YMOも矢野顕子さんも昔から大好きだったし、海外でも活動してますが、日本人である事を武器にしてますよね。そこがかっこいいなと。

 

  • 前のページへ
  • 1
  • 3
  • 4
  • 5
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます