秋の恒例行事、パンプキンパッチ

ハロウィーンには欠かせないアイテム。巨大なオレンジ色のかぼちゃ

ハロウィーンには欠かせないアイテム。巨大なオレンジ色のかぼちゃ

パンプキンパッチって、あまり聞き覚えのない言葉だと思います。直訳すれば、かぼちゃ畑になるのですが、パンプキンパッチといえば、ハロウィンに備え、畑にかぼちゃを取りに行くことを指します。特にカナダでは、10月第二週末にサンクスギビング(収穫祭)という祝日があり、その前後にかぼちゃ畑に行き、まさにかぼちゃを収穫するというわけ。

かぼちゃを収穫といっても、ただ畑に行くだけではなく、ワゴンに乗ったり、畑の周りでイベントが行われていたりします。感覚的に言えば、イチゴ狩りのように、ファミリーで楽しむ季節の風物詩と考えればよいでしょう。

今回の記事では、バンクーバーでのパンプキンパッチの様子をご紹介します。

郊外に行けば、いたるところにパンプキンパッチ

バンクーバーの場合、郊外に行けばいたるところにかぼちゃ畑があって、簡単にパンプキンパッチを楽しむことができますが、今回はバンクーバーの南隣の町、リッチモンドのカントリーファームマーケットをご紹介します。

ここは動物がいたり、直売の野菜や果物が販売されていたりと、かなり大規模なマーケット。かぼちゃ畑は車がないとアクセスしづらい場所が多いのですが、ここはバスの停留所からも近いので、観光客でもアクセス可能です。

ワゴンに乗ったり、動物がいたりと、子供は大はしゃぎ!

トラクターの引くワゴンでは、アコーディオンやバイオリンを弾いて、カントリーミュージックを歌ってくれるガイドも乗車

トラクターの引くワゴンでは、アコーディオンやバイオリンを弾いて、カントリーミュージックを歌ってくれるガイドも乗車

動物を見るだけでも、幼児たちのテンションはMAXに

動物を見るだけでも、幼児たちのテンションはMAXに

では、どんな風にパンプキンパッチを楽しむのか? 大まかな流れをご紹介しましょう。

何と言っても、ここはファーム。あるのは野菜と果物だけではなく、家畜もいます。園内に入る以前に、ヤギやニワトリ、ブタなどの動物がいる上に、野生のうさぎまでもが、その辺りを好き勝手に飛び回っています。

チケットを購入し、園内へ。ハロウィーンやサンクスギビングのデコレーションがいたるところにあり、ライブミュージックやファーストフードのスタンドも出ています。

 

広~い畑に、かぼちゃがごろごろ。畑はがぬかるんでいることが多いので、足元には用心が必要

広~い畑に、かぼちゃがごろごろ。畑はがぬかるんでいることが多いので、足元には用心が必要

そして、いよいよワゴンに乗って、かぼちゃ畑へ。トラクターが引っ張るワゴンに揺られること、約10分。オレンジ色のかぼちゃが転がる畑に到着。ここからは勝手に畑に入って、お気に入りのかぼちゃを物色します。大きいものから小さいもの、ヘチマのような変わった形のものなど、好きなものを選びます。かぼちゃ1個は料金に含まれています。そして、かぼちゃを選んだら、またワゴンに乗って、入り口に戻る、という行程です。

かぼちゃを物色する時間にもよりますが、ワゴンに乗ってから、ワゴンで戻るまで、約1時間くらいと考えておけば良いでしょう。また、畑はぬかるんでいることが多いので、長靴や汚れても良い服装で行くのが無難です。

 

とったかぼちゃは、ハロウィーンのデコレーションに

上手にくり抜くための、専用キットや型紙も入手可能

上手にくり抜くための、専用キットや型紙も入手可能

このオレンジ色のかぼちゃは、食べておいしいものではなく、完全に飾り付けのためのもの。中身をほじくり出し、お気に入りの図柄に合わせて、皮をくり抜きます。そして、月末のハロウィーンの夜、中にろうそくを入れ、ランタンとして使用するわけですね。

パンプキンパッチ自体はカナダだけでなく、アメリカを始め、英語圏の国で広く行われているものですが、カナダは緯度が高く、秋の深まりが早いため、アメリカよりもサンクスギビングが1ヶ月早く、ハロウィーンの前にサンクスギビングがあるのがミソ。まさにかぼちゃの収穫祭からハロウィーンという一連の流れができているわけです。

日本からの観光で来た人は、検疫の関係上、日本にかぼちゃを持って帰ることはできません。でも、かぼちゃなしでも、現地の畑で、カナダの秋の情緒を味わうにはぴったりのアトラクションですよ。

<DATA>
Richmond Country Farm Market
住所:12900 Steveston Hwy, Richmond, BC
電話番号:(604) 274-0522
アクセス:ダウンタウンからスカイトレイン・カナダラインでブリッジポート駅まで約20分。351系統のバスに乗り換えて、スティーブストン・ハイウェイのバス停まで約10分。下車後、徒歩5分。
料金:平日は1人7カナダドル、土日祝は1人11カナダドル(大人・子供ともに同料金)

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