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密度の高いドローイングパッド

安定感抜群のA4サイズのドローイングパッド。きっちりとした製本により、書き心地、そして切り心地も抜群です。

土橋 正

執筆者:土橋 正

ステーショナリーガイド

私の知り合いのデザイナーや建築家の方々の間では、コピー用紙を使ってアイデアスケッチなどを描く人が結構たくさんいる。スケッチブックやクロッキー帳などをあえて使わず、なぜコピー用紙なのかとその理由を聞くと、オフィスのどこでもすぐ手に入り、フラットな紙面が心地よいからだという。

このドローイングパッドは、そうしたコピー用紙用途の一歩上をいくものになると思う。

伊藤バインダリーのドローイングパッド。
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伊藤バインダリー ドローイングパッド 白 A4 1260円 (70枚)


製本のプロが作ったスキのないつくり

伊藤バインダリーは1938年創業の製本会社。ノートや頁ものの製本を専門に手がけている。このドローイングパッドを見て、真っ先に感じたのはまさにその製本の部分。紙の束をホチキスで留めているだけなのだが、その側面に指をはわせると、全くのフラット。紙の側面にありがちなザラザラとした感触は微塵もない。紙面のサラサラとした感触とほとんど変わらないほどだ。
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裏面には分厚いボード紙による台紙。その台紙と中の紙をホチキスでガッチリととめている。


紙と紙の間の空気を一切とりはらってしまったような凝縮感に溢れている。
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紙の断面を触ると、とても滑らかさがある


この凝縮感のある製本は、書いていてとても安心感がある。よくコピー用紙を数枚重ねて書く時に、机の上でトントンと角を揃えるが、このドローイングパッドはその角揃えが常に保たれている。気持ちよくアイデアを書いていけそうだ。
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四隅が整っていると気分も引きしまる


また、凝縮感は紙を切り取る時にも味わえる。一枚一枚の紙には、マイクロミシン加工が施されている。メモを切り取る時は、綴じ込み部分をギュッと上から押さえ込んでピリピリと切るが、これは、予めぎゅぎゅっとこれでもかと押さえ込んで綴じてあるので、改めて押さえる必要がない。軽く手を添える程度でピリピリと気持ちいいほどに切れていく。
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キレイに切り取れるマイクロミシン加工。切り取った紙はジャストA4サイズ。


安定感のある書き心地、そしてアイデアを書き上げた最後に行う、ピリピリと切り取る作業に至るまで、心地よさが一貫して味わえるドローイングパッドだ。
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自由さがある無地紙面


■関連リンク
* 伊藤バインダリー
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