「Philips hue」を使って効果実験
今回はPhillips hueの専用アプリをダウンロードしました
会議室の広さは3.3m×4.2mで2.4mの天井高さです。天井及び壁面は白色塗装で反射率の高い部屋です。
ここではクリップ式のスポットライト器具3台を用意しました。1台は観葉植物のポットに取り付け、植物と壁面を照らすようにしました。
残りの2台はハンガーポールに設置し、1台は直接打ち合わせテーブル面のコーナーが明るくなるように照射角度調整し、もう1台は天井面に向け間接照明効果が得られるようにしています。
タブレットの端末に無料の専用アプリをダウンロードし、幾つかのアプリケーションを利用して、部屋の雰囲気がどう変わるかを体験してみました。
生物的影響を研究して作られた「ライトレシピ」
写真1. 会議室と既存照明
写真2は「Philips hue」の専用アプリを使用して“集中する”シーンを再現しました。白色光は既存照明の昼白色蛍光灯とあまり変わりませんが、照度リズムに変化があり、均斉度の高い全般照明に比べ退屈するような気分にさせません。
写真2. ライトレシピ“集中する”シーン
部屋の広さに対してランプの数が少ないため平均的な明るさは低いですが、打ち合わせテーブル面のコーナーが最も明るくなっているため、そこでは集中力が高められそうな雰囲気になっています。
写真3. ライトレシピ“くつろぐ”シーン
次に“くつろぐ”のシーンを作ってみました。集中力を高めるシーンとは一変して、まるで白熱灯照明のもとにいるようなアットホームな雰囲気を感じます。(写真3)
このときの光ですが、フィリップス社のデータによると、“くつろぐ”のシーンの光色は2000Kで、演色性も高く、Ra86の照明はインテリアの色や生活者の顔色を良く見せています。