照明・LED/LED照明

スマートLED照明「Philips hue」2(2ページ目)

以前紹介したスマートLED 照明「フィリップス ヒュー」を実際の生活空間(会議室)を使ってその効果を体感してみました。クリップ式の器具を3台使用し、「集中する」「くつろぎ」のシーンなどを作ってみました。あくまでも仮設なので器具の見え方は無視して、照明効果だけの確認でしたが興味深い演出効果が体感できました。

中島 龍興

執筆者:中島 龍興

照明ガイド

パステルカラー光の空間演出


カラーパレット

写真4. タブレット端末にとりいれた色見本

最後に写真4の画面にあるカラーパレットを使用して、植栽部は薄緑、間接照明部は薄いオレンジ色、テーブル面のコーナを白い光になるように設定して得られたパステルカラーの照明が写真5です。

タブレットの端末に取り入れた色見本のカラ―設定によってに、微妙に雰囲気が変わるのが興味深いです。
 
カラー照明

写真5. LEDランプ3個を、タブレット端末の操作でさまざまな色に設定すること整ができます

会議室の天井や壁が白色のせいでカラー光の反射効果が高く、原色に近い色光だと、それがやや強く感じられるかもしれません。したがって他の既存照明と併用したり、照らす部分をコーナに絞る、内装色に合わせたカラ―光の設定などいろいろと工夫することによって、無限の可能性を秘めた演出効果が期待できそうです。

なお実験に使用したクリップ式の器具はランプ露出に近い見え方をするため、実際には眩しさが抑えられた照明器具の使用で、さらに高い照明効果が可能になります。

「Philips hue」の定格

「Philips hue」のLEDランプは一個最大9Wで1600万色以上出せ、さらに一般照明用として使用した場合、4000Kの場合が600lm、3000Kで510lm、白熱電球と同じような光色(2700K)で400lmの仕様になっております。

またLEDランプは15000時間の寿命ですが、これは光束維持率95%(初期の明るさの95%になった時点)の寿命設定のため、実際はもっと長持ちするものと考えられます。

今回の実験で使用した会議室は約14平方メートルの広さです。ランプ露出で3灯とも白熱電球とほぼ同等の2700Kで設定して、天井から床面に向けて照明するとおよそ30lxの平均的な明るさが床面で取れます。

この明るさはベッドルームで就寝前にリラックスしている環境照明に最適で、一部を壁や天井に向けて間接照明にしても、枕元に十分な明るさがあれば簡単な読書が楽しめながら就寝できそうです。

何よりも2000K時はブルーライトがほとんど出ていないので、睡眠ホルモンであるメラトニンが分泌しやすい光環境と言えるでしょう。

「Philips hue」ホームページはこちら
製品についての問い合わせ先:フィリップスお客様センター
TEL    0120-91-4408
E-mail  huejapan@philips.com

写真1:株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパン提供

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