長野県の紅葉名所と温泉
長野県を代表する紅葉名所は上高地の涸沢(例年見頃:9月下旬~10月上旬)で、日本を代表する紅葉名所でもありますが、本格的な登山の準備が必要になります。
車で気軽に行けて毎年良好な紅葉が見られるのが、松川渓谷(例年見頃:10月中~下旬)です。温泉で言えば、山田温泉から五色温泉、七味温泉、奥山田温泉に至る広大なエリアです。
北アルプス周辺では蓮華温泉(例年見頃:10月10日前後)はもちろん、特に高瀬渓谷(例年見頃:10月中~下旬)がお勧め。上流の温泉成分の影響でしょうが、水色の湖水に紅葉が映えるのです。近くに葛温泉の宿が数軒あり、日帰り入浴も可能です。同様に南信(木曽)の阿寺渓谷(例年見頃:10月下旬~11月上旬)も、川の水が青いので紅葉が映えます。なお、高瀬渓谷は青白濁色ですが、阿寺渓谷は青透明の川の色が綺麗です。その様子は以下の記事を参照願います。
高瀬渓谷と葛温泉
阿寺渓谷と南木曽温泉(あららぎ温泉)
長野県には、他にも白骨温泉(例年見頃:10月中旬)や軽井沢の雲場の池(例年見頃:10月中旬~11月上旬)、冒頭の写真の蓼科高原や、上の写真の戸隠高原の鏡池(10月上~中旬)など、紅葉名所が多数ありますが、特筆すべきは、大峰高原の七色大カエデ(例年見頃:10月中~下旬)です。
名前の通り、緑から黄色を経て赤く色付いており、そのグラデーションは、まさに七色と呼ぶに相応しい風格です。一本の木なのに、部分部分で色が違うのですから、驚いてしまいます。これぞ、驚異の大自然です。なお、七色大カエデは個人の私有地をご厚意で公開して下さっているので、環境を汚さないよう、マナー良く見物して下さい。素晴らしい所なので紅葉の時期には平日でも、一大観光地状態になっており、係員も居ます。
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