ママたちの防災対策(2ページ目)

非常食を作ってみる

「アルファー米」という名称を聞いたことがある方も多いと思いますが、これは乾燥させたお米のこと。非常食や保存食として使われています。

小学生ママは、子どもが学校から持ち帰ることもあると思いますが、実際に作ったことがある人はあまり多くないかもしれません。

お湯を入れるとご飯に復元されて食べることができますが、少し時間がかかりますが、水でも戻せます。

この日は、実際に、アルファー米をお湯で戻して、レトルトカレーを「加熱パック」を使って、温めてみました。

今回使った加熱パックは、水を少量入れて、発熱剤をその中に入れると、水が沸騰するもの。加熱パックの中に、レトルトカレーを入れると、加熱されるという仕組みです。このパック自体を濡れタオルでくるむと、温タオルになったり、お鍋に水を入れて発熱剤を入れ、その中でほ乳びんを温めることもできます。

アルファー米にカレーをかけて食べたママたちは、「おいしい」と言っていました。お米は多少ぱさついているものの、温かいご飯を非常時に食べられることは、とても貴重です。

体温を下げないこと

危機管理協会の方からは、「体温を下げないことが大切」というお話しがありました。食料は冷たくても食べられますが、食べ物も、可能なら温かくできた方がベスト。避難場所でも、毛布など、温かく過ごせることが大切ということでした。体温が１度下がると、免疫力も下がってしまうそうです。

避難所などではなかなか難しいですが、家の中に非常時用として、保存食はもちろん「加熱パック」などを用意しておくことは、とても大切だと思いました。