テクノポップ/アーティストインタヴュー

中毒性が高いblue marble(5ページ目)

blue marbleのファースト・アルバム『ヴァレリー』からの「街を歩くソルジャー」で、その音楽性・映像に完全にハマってしまいました。10月16日発売の待望のセカンド『フルカラー』では、さらにポップに進化。というわけで、メンバーのショック太郎さんにインタヴューです。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

マイクロスターの佐藤清喜さんの影響

ガイド:
オープニングを飾る「未明☆戦争」は、大音量で聴きたいドラマチックかつ音圧のあるポップソング。音に包まれるような感覚が気持ちいい曲ですね。

「未明☆戦争」のさわりが聴けます (YouTube)

ショック太郎:
そうですね。特に今回のアルバムは一度は大音量で聴いて欲しいですね。前作は様々な音を顕微鏡で覗き込むような楽しさだとしたら、今回は音と音が絡み合ってる空間に全身をゆだねて欲しいといいますか。この独特のサウンドの残響感などはミックスを担当していただいたマイクロスターの佐藤清喜さんの影響が大きいですね。

フランスの近代音楽の影響

ガイド:
あ、佐藤清喜さんだったんですね。マイクロスターもNice Musicも大好きです。
短い曲ですが、「ゲルダの初恋」のメルヘン遊園地感覚、blue marbleは枠に収まらないですね。
 
ショック太郎:
こういう短いインストの曲も、ちょっとした場面展開に良いといいますか。曲調的にはフランスの近代音楽の影響があると思います。

オリジナルサウンドトラックみたいにしよう

ガイド:
16分近い「“INTROIT”」、驚きのプログレ気分です。ここでこの曲を入れた理由とかあるんでしょうか?
 
ショック太郎:
実はこの曲を作ってる途中で、2曲目の「空、緑」ができたんですね。なので、アルバムの曲並びで対になるように2曲目と8曲目、つまり前半と後半に入れてみたんです。「空、緑」が、もし「フルカラー」という映画の主題歌だとしたら、「”INTROIT”」は、その映画のオリジナルサウンドトラックみたいにしようと思ったんです。

 

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