タウック・ギョーウス/カザンディビ
左がカザンディビ、右がタウック・ギョーウス
タウック・ギョーウスは上からシナモンパウダーをかけていただきます
まったりとしたミルキーなテイストが日本人ウケするタウック・ギョーウズやカザンディビ。この白くてプルプルした固めのプリン的なお菓子、実は鶏の胸肉を使っているというビックリ仰天スイーツ! それでも「言われてみると舌触りがなんとなく鶏肉の繊維に似ているかも……」という程度で、味的にはほとんど鶏肉を感じさせない、おいしさ満点スイーツ。
ずしっと重く、割とお腹が膨れるお菓子です。こちらも要冷蔵なのでお土産として持って帰るにはやや厳しいだけに、トルコで食べていきましょう。
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Saray (サライ)
住所:Kuloglu Mah. Istiklal Cad. No:107, Beyoglu(ベイオール支店)
TEL:0212-292-3434
開店時間:6:00~翌3:00(週末は翌4:00まで)
ヘルワ
お菓子屋さんに並んでいると、一見なんなのか分からないヘルワの切り売り部門。お願いすると、試食させてくれます
米原真理さんの名著「旅行者の食卓」の中で、幼少時に一度だけ口にしたハルヴァというお菓子の味を追い求める話が描かれていますが、そのお菓子のトルコバージョンがこのヘルワ。タヒンと呼ばれるゴマペーストが入っていて、固めた綿菓子のようなサクサク感がやみつきになるおいしさです。それでいて新鮮で上質なものになると口の中でじわっととろけてしまう柔らかさも兼ね備えているため、一度食べ始めると止まりません。中東全体に広がるお菓子ですが、どことなくきな粉に似た和の甘さがやさしいヘルワ、一度お試しあれ。
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Koska (コスカ)
住所:Istiklal Cad. No:122, Beyoglu(ベイオール支店)
TEL:0212-244-0877
開店時間:9:00~23:30(無休)
ドンドルマ
由緒正しいドンドルマは、ナイフとフォークでいただきます
最近では日本でも市民権を得ている、トルコのアイス、ドンドルマ。実はトルコ語でドンドルマとは「アイスクリーム」という意味だけであって、あのながーくのびるトルコアイス、ドンドルマはカフラマンマラシュという地方のアイスクリームなので、実際には「マラシュ・ドンドルマス」というのが正式名です。夏は観光地の各所でマラシュ・ドンドルマスの屋台が出ているので一度は食べてみたいところ。冬ならマラシュ・ドンドルマス専門店「MADO」で食べることができます。
ドンドルマについてはこちらの記事をどうぞ>>>
ドンドルマ/トルコのアイス