トルコの漢方薬!? 天然植物オイル

エジプシャンパザール、Arslan

所狭しと並べられた植物オイル類。効能をじっくり店員さんに聞きたい

トルコには昔からバハラッチュ(Baharatci)と呼ばれる香辛料のお店がどの町にも一つはあり、イスタンブールでいえばエジプシャンバザールが有名です。バハラッチュにはたいてい100種を超える植物オイル(Bitkisel Yagi=ビトゥキセルヤーウ)がそろっています。

エジプシャンパザール、Kalmaz

趣のある店舗を見ると、漢方薬局というのもうなずける!?

トルコで植物オイルは昔から人々の生活に浸透してきたもの。鼻が詰まった、頭痛がある、便秘になった、といった体調不良の時や、妊娠・ベビーケア、そしてコスメとして植物オイルは活用されており、昔は薬局に行くようにバハラッチュに行っていたのだそう。実際、今でもエジプシャンバザールのバハラッチュにいる専門知識を持った店員さんは、白衣でお客さんに応対してくれています。トルコのバハラッチュは、いうなれば中国の漢方薬専門店のような役割を果たしてきたと言えるかもしれません。

 

ホホバオイル

小さくて安いので、たくさん買って友達にお土産としてばらまくのに便利

こうしたトルコの植物オイル、日本やヨーロッパのアロマテラピーのようにろうそくであぶって芳香を楽しむというよりは、お風呂のお湯に数滴たらしたり、肌に塗ったりマッサージに使ったりすることが多いようです。一つのビンはたいてい20ml入りで、店内の壁に所狭しと並べられています。価格はメーカーや種類により様々ですが、約500~1,500円の価格幅で、これまたお土産にもぴったり。効能はアロマテラピー用のオイルとほぼ同じ。以下、いくつかの例を紹介します。
  • 化粧落とし(特にアイメイク落とし)……アーモンドオイル(Badem Yagi/バーデムヤーウ)
  • 目の周囲のクマやしわ……ローズヒップ(種)オイル(Kusburnu(Tohumu)Yagi/クシュブルヌ(トフム)ヤーウ)
  • 肌の保湿やツルツル感、ニキビ対応……アプリコット種オイル(Kayisi Cekirdegi Yagi/カユスチェキルデーイヤーウ)
  • デオドラント替わりに脇の下などに使用、妊娠時のつわりにも……リンゴオイル(Tatli Elma Yagi/タトゥルエルマヤーウ)
  • 頭痛……ラベンダーオイル(Lavanta Yagi/ラヴァンタヤーウ)
  • 鼻炎、咳、かぜ、及び切り傷・擦り傷……タイムオイル(Kekik Yagi/ケキッキヤーウ)
  • お腹のガスや胃の痛み……ミントオイル(Nane Yagi/ナーネヤーウ)
  • 新生児マッサージ……セサミオイル(Susam Yagi/スサムヤーウ)
美容や病気など様々な症状にそれぞれ対応している植物オイルがあるのですね。中には減毛効果のあるアリ卵オイルや、抜け毛に効く蛇オイルまであるのです。

それでも上記はほんの一部。実際ショップに行って、こうした植物オイルについてお店の人に話を聞くのもまた楽しいものです。大手のバハラッチュはイスタンブールのエジプシャンパザールに集中していますが、その他トルコ全国の町に展開しています。

アリフオール

アリフオールは大手で、最近では独自ブランドを全国スーパーにも展開

<エジプシャンバザール内で植物オイルを扱っているショップ(番号はエジプシャンバザール内の店番号)>
■Fuar Pazari(フアルパザル):41/B
TEL:0212-511-7488

■Arifoglu(アリフオール):31
TEL:0212-522-6612

■Batas(バタシュ):30
TEL:0212-522-7566

■Arslan Baharat(アルスランバハラット):39
TEL:0212-511-9667

■Kalmaz Baharat(カルマズバハラット):41/1
TEL:0212-522-6604

■Develi(デヴェリ):46、73
TEL:0212-522-1658

植物オイルを含めた天然コスメを扱っているイスタンブールのショップについては、こちらをどうぞ>>>イスタンブールの天然コスメショップ
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