エビ反りジャンプを越える!?スゴ技アクション
アイドルの歴史は10年20年で語れるレベルではないですが、定期的に他アイドルに広く影響を与えるアイドルが登場します。近年だとやはり「ももいろクローバーZ」。以降のアイドルに影響を与えたものとして、「アニソン調の曲」「アクロバティックな動き」「路上ライブ」「USTREAM発信」「プロレス的(?)なストーリー性」などなど。もちろんそのほとんどは他のグループが先にやってたりするんですが「広めた」「それ以降多くのグループが取り入れた」という意味ではももクロの功績は大きいでしょう。その中であまり真似するグループがないのが、ももクロの「アクロバティックな動き」。しかし、それを数段パワーアップしたアクションを見せるアイドルグループがいます。それが名古屋発の「アスリート系リアルアイドル」WELOVE! ダンスもキレキレなんですが、アッパーな曲間に行われるアクションはバック転や側転は当たり前、ジャイアントスイングにエアプレーンスピン、飛びつき式のルチャリブレ系ムーブなどプロレス技を取り入れたアクションは初見の人は100%面食らう!
左から、アイドル界屈指の運動能力を誇る北川ひかる、唯一のオリジナルメンバーで涙もろい熱血キャプテン・松井佑喜、ステージを明るく照らすポジティブキャラ・山下舞華。
・名古屋WELOVE デビューシングル『閃光アクション』PV(動画)
・[WELOVE] HIGH*5 2013.4.14(動画)
側転、バック転だけでなくこんな複合技も!下動画の4:30くらいからご覧下さい。
個人的には今年のTOKYO IDOL FESTIVALで見たかったグループのひとつです。現在、東京-名古屋を股にかけて活躍する「1ステージ完全燃焼」な雑草系アイドルの誕生から未来まで、WELOVEプロデューサーのHIDE監督に話をうかがってきました。
――まだまだ知らない人も多いと思うので、結成の経緯からあらためてうかがいたいんですが、もともとは名古屋のお店「アイドルカフェWe Love」から誕生したグループなんですよね。
「そうです。お店が2011年の3月にオープンしたんですけど、8月にデビューという形で。ただメンバーも今と違うし、やってる内容もぜんぜん違うんですよ。もっとカッコイイ路線でK-POPみたいな」
――今は今でカッコイイ路線ですけど、それとも違う?
「アイドルとはかけ離れた感じというか。そしたらお客さんにまったく響かなくって(苦笑)。お客さんゼロ人でライブした時もありましたね。それでメンバーの脱退もありつつ、唯一残ったのがキャプテンの松井佑喜で」
――ただ一人のオリジナルメンバーですもんね。
「それで転機になったのが、ももいろクローバーZさんの『極楽門』のDVD見て衝撃受けたんですよ」
――前回のゆるめるモ!同様、ももクロはいろんなアイドル運営に影響与えてるなあ(笑)。
「その中でも『CONTRADICTION』で感動して、これはすごいな! と思って、それでこの路線だ! と180度コンセプトを変えて」
――現在のコンセプト「アスリート系リアルアイドル」の方向へ。
「それで当時練習生だった北川ひかると山下舞華にももクロのDVDを見せたら、北川が『わたしバック転できます』て言ってくるから『早く言えよ!』って(笑)。あと松井も『わたし側転できます』って言うから、これはちょっと面白いの作れそうだなと思ったんですよ」
――そこから現在のWE LOVEに繋がるわけですね。