不動産売買の法律・制度/ガイド:平野の私的不動産用語集

固定資産税

「固定資産税」についての用語解説です。住宅を購入すれば毎年支払うことになる税金のため、しっかりと理解しておくことが欠かせません。(2017年改訂版、初出:2006年8月)

執筆者:平野 雅之


固定資産税

【こていしさんぜい】

ごく一部の例外と免税点以下のものを除き、ほぼすべての不動産に対して市町村(東京23区は都)が課税する税金。毎年1月1日現在の所有者がその年の納税義務者になる。

標準税率は1.4%で、大半の市町村ではこれを採用しているが、制限税率は2.1%である。

課税標準は各市町村の固定資産課税台帳に登録された価格だが、3年ごとの評価替えに伴う急激な税負担の変化を避けるため、複雑な調整措置が執られている。

また、住宅用地における課税標準の特例や新築住宅に対する減額措置など、いくつかの特例が講じられているほか、自治体独自の軽減措置などもあって結構ややこしい。

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