映画/口コミでおすすめのサスペンス・ミステリー映画(邦画)

女優の身代わりになってスターになる!「Wの悲劇」

劇団の研究生の静香は、事件に巻き込まれた看板女優の身代わりになることと引き換えに、準主役の役に抜擢するという条件を持ちかけられる……。劇中劇と実際の生活がリンクする展開は、なかなか面白く、全編を通じて緊張感もあって一気に観ることができます。

投稿記事

女優たちの演技バトルも見物の青春サスペンス

■作品名
Wの悲劇 (1984)

■監督
澤井信一郎

■主演
薬師丸ひろ子、三田佳子 

■DVD/Blu-ray発売元

角川書店

■おすすめの理由
原作は、夏樹静子さんの小説「Wの悲劇」ですが、映画では違う人生を歩んでいた双子の姉妹が、あることをきっかけに入れ替わることで悲劇の幕が上がる……」というストーリーの、「Wの悲劇」を演じることになる女優という劇中劇のストーリーになっています。

■あらすじ

女優になるために日々努力を重ねている劇団の研究生、三田静香(薬師丸ひろ子)。

劇団の次回の公演「Wの悲劇」の準主役のオーディションを受けるが、同期の研究生かおり(高木美保)がその役を射止め、端役しか貰えなかった。

しかし、公演のために宿泊していた大阪のホテルで、劇団の看板女優である羽鳥翔(三田佳子)の部屋でパトロンが腹上死する事件が起り、部屋の前を通りがかった静香に身代わりを頼むと引き換えに、静香を準主役の役に抜擢するという条件を持ちかける……。


一人の劇団員が、事件をきっかけに得たスターの座。

でもそれは一時の栄光で、地獄に突き落とされる……。でも本来の実力をバネに、演技力で勝負をする本当の女優を目指す決意をする。

「顔、ぶたないで! 私、女優なんだから」のセリフが有名になりました。

劇中劇と実際の生活がリンクする展開は、なかなか面白く、全編を通じて緊張感もあって一気に観ることができます。

まだ当時19歳だった薬師丸ひろ子さんと、女優としては成熟期の三田佳子さんの演技バトルも見ごたえがあります。

澄んだ歌声の薬師丸ひろ子さんの「Woman”Wの悲劇“より」は、大ヒットした曲です。

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