イタリア/イタリア旅行の持ち物

日々のイタリアを読む「ヴェネツィアの宿」

著者の須賀敦子は11年ほどイタリアの都市ミラノに住んでいました。彼女の繊細で鋭い観察眼を通して、何気ない風景や人々のちょっとした様子までが活き活きと描き出されます。旅行者とは少し違った視点からのイタリアを知ることができるでしょう。

投稿記事

旅行者とは少し違った視点からのイタリアを書いた本

 

 

■書名
ヴェネツィアの宿

■おすすめポイント
イタリアは日本のように南北に細長く、しかも一つの国として統一されたのが比較的遅かったこともあり、場所が変わるとまるで別の国に来たように感じることもあります。燦々と照る太陽、陽気な人々、美味しいごはん、といったよく知られたイメージも的外れではありませんが、街ごと、地方ごとにとても個性的でバラエティに富んで、どこも甲乙つけがたく魅力的なのです。

著者の須賀敦子は戦後フランス、イタリアに留学し、そののち11年ほどイタリア北部の都市ミラノに住んでいました。彼女のエッセイには日本での話もありますが、ミラノ時代や日本帰国後に再訪した際のできごとがよく出てきます。
彼女の繊細で鋭い観察眼を通して、何気ない風景や人々のちょっとした様子までが活き活きと描き出されます。旅行者とは少し違った視点からのイタリアを知ることができるでしょう。


■ヴェネツィアの宿
著者:須賀敦子
出版社:文春文庫
価格:576円

※データは記事公開時点のものです。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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