iPhoneのiOSをiTunesでアップデートするメリット
iTunesでiPhoneをアップデート!
しかしながら、iOSのダウンロードはモバイル通信(携帯電話用の電波)を使うので、かなり時間がかかります。また、通信が不安定になるとダウンロードが中断され、その結果不具合が生じる可能性もあります。
実は、iTunesにはiOSのダウンロード機能があるので、iTunes経由でiOSをアップデートできるのです。iPhoneに直接ダウンロードさせるのに比べて、2つのメリットがあります。
(1)回線が途切れる心配がない
モバイル通信は周囲の通信状況に影響されやすく、電波が途切れる場合もあります。家のパソコンで有線接続しているのなら、通信が途切れる可能性は少ないでしょう。
(2)iPhoneの空き容量が少なくてもいい
iOSの更新では、数GBにもおよぶデータをダウンロードします。16GBのiPhoneを使っていると、空き容量が足りないという事態もありえます。iTunesを使うと、より少ない空き容量でiOSを更新できます。
iOS更新の前にはバックアップを
iPhoneに限らず、OSのアップデートにはデータ消失など、トラブルが発生しやすくなります。必ず事前にバックアップを作成しておきましょう。バックアップ作成方法についても合わせてご覧ください。
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また、新しいiOSに対応したiTunesの新しいバージョンが配布されている場合もあるので、まずはiTunesを更新しましょう。iTunesを新しいバージョンへアップデートする方法についてもご確認ください。
【関連記事】iTunesをインストール・アップデートしよう
iTunesでのiOSのダウンロード・更新方法
ここではiPhoneを例に紹介しますが、やり方はiPadやiPod touchなどでも同様です。
まずは、パソコンにiPhoneをつなげます。Wi-Fiでつなげる方法もありますが、途中で通信が途切れる可能性もあるので、USBケーブルでつなげるのが確実です。iOSの最新バージョンがある場合には、アップデートするかの確認画面が表示されるので[ダウンロードして更新]をクリックします。
[ダウンロードして更新]をクリック
もし上のような画面が表示されなかったら、iTunes左上のiPhoneのアイコンをクリックして[概要]内の[更新]をクリックします。
iPhoneの設定画面を開いて[概要]→[更新]をクリック
ダウンロードできるiOSがあると、次の画面が表示されるので[更新]をクリックします。
[更新]をクリック
アップデートの中身を確認したら[次へ]をクリックします。
[次へ]をクリック
利用規約を確認したら[同意する]をクリックします。
[同意する]をクリック
このあと、iOSのダウンロードが始まります。ダウンロードにかかる時間は、通信環境やAppleのサーバー状況によって大きく変わります。特に、最新バージョンの配布直後は世界中からダウンロードが殺到するため、1時間以上かかることもあります。あまりに時間がかかりそうなときは、後日に改めてもいいでしょう。ちなみに、ガイドが配布開始日の午前6時にダウンロードしたときは約20分でした。
iOSのダウンロードが終わると、次はiPhone更新の作業となります。ガイドのiPhone 5の場合は約5分でした。さらにiPhoneの再起動に約5分かかった後で、ようやくアップデートの完了です。
iTunesでiPhoneをアップデートした後は
いろいろ触ってみたい気持ちはわかりますが、まずはメールの設定や写真など、大切なデータがちゃんと残っているか確認しましょう。もし設定が初期状態に戻っていたり、データが消えているなどの不具合が見つかったら、作成したバックアップから復元しましょう。バックアップからの復元は方法もご確認ください。
【関連記事】iPhoneのバックアップを作ろう「バックアップからデータを復元する方法」
また、多くのアプリが新しいiOSに対応したバージョンを配布しています。アプリのアップデートは、ホーム画面の[App Store]→[アップデート]から行います。新しいiOSに合わせて修正されている場合があるので、必ずアプリもアップデートしておきましょう。
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