4/5 伝統的な北京を満喫できる前門／北京 [北京] All About

伝統的な北京を満喫できる前門／北京(4ページ目)

急速な発展で昔ながらの景色が失われつつある北京ですが、天安門広場の南側に位置する前門には、清朝から続く老舗店や伝統的な中華レストラン、コテコテのチャイナグッズなど、“これぞ中国！”という懐かしい風景が残されています。思いっきりチャイナを堪能したい方必見のエリアです。

前門の歩き方

【草冠に攸】麺窩窩。蜂の巣のような形の麺をタレにつけて食べる山西料理。北京で初登場した日がここ前門

前門のメインはショッピング＆伝統中華です。ランチやディナーの時間を絡めて、お出かけするのがおすすめ！さて、前門の必見スポットのご案内です。

前門の必見スポット1 「前門大街」

前門大街を北→南に走る当当車。時間があればぜひ乗りたい。

中華なキャノン。とっても可愛らしく、思わず写真撮影

明清時代から続く歴史ある大通り。北京五輪前に1920、30年代の景観を再現しようと、大規模な改修工事が行われ、2008年、全長845メートル、幅25メートルの歩行者天国として蘇りました。

ここのメインは「当当車（ダンダンチャ／チンチン電車）」。1924年に北京に登場し、1958年運行が停止された懐かしい風景の50年ぶりの復活です（時刻表は下記の通り）。

また、前記した老舗店「老字号」巡りもおすすめ。それと、中国風建築で営業するスタバやユニクロ、キャノンなどもどこかキュートで人気です。

＜DATA＞
■当当車（ダンダンチャ／チンチン電車）
TEL：010-6701-8075.（クレーム対応）
前門大街北口発車時刻：9:10、9:45、10:20、11:05、11:40、12:15、12:50、13:35、14:10、14:45、15:20、16:05、16:40、17:15、17:50、18:25、19:45、20:30、21:25
チケット：20元

前門の必見スポット2 「大柵欄」

近年はマックなども登場し変容もあるが、メインはやっぱり老字号（老舗店）

大柵欄の両脇を覗くと、そこには庶民の生活空間が

前門大街を北から南へ歩いて行くと、右手（西側）に「大柵欄」と書かれたストリートが現れます。大柵欄は中国の標準語では「ダージャーラン」と発音するのですが、チャッキチャキの北京っ子は「ダアシーラア」と言います。その発音がとっても粋なので、地方の人も外国人もここを「ダアシーラア」を呼ぶのが一般的になっています。

大柵欄は北京で最も有名な老字号ストリート。全長275メートルの道に、中国を代表する数多くの老字号がずらり並んでいます。

大柵欄は五輪を契機に生まれ変わりましたが、その両脇に伸びる小道は、かつての様相を残しているところが少なくありません。新旧混在する興味深いスポットです。