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音声データと司法書士試験(四種の神器)(3ページ目)

司法書士試験の教材は、一般的には「三種の神器」と言われます。しかし、私は、それらに加えて4.音声データも教材に入れて頂きたいと考えています。今回の記事は、その4の音声データの話です。

松本 雅典

執筆者:松本 雅典

司法書士試験ガイド

音声学習の方法

上記の「条文」「申請書」について、次の2つの方法で音声学習を行って下さい。

1. 音読
2. シャドウイング


1の「音読」は、おわかり頂けると思います。みなさんも、小学校の国語の授業で、教科書を音読させられたと思います。
条文及び申請書を声に出して音読して下さい。

2の「シャドウイング」は、初めて聞く方も多いと思います。英語学習で採られている方法ですが、シャドウイングは、以下のような方法で行います。

シャドウイング

シャドウイング



これは、条文のシャドウイングの例ですが、まず条文を読み上げた音声データを用意する必要があります。そして、その音声データを流し、追いかけるように声に出して読みます。このように、音声に影(Shadow)のように着いていくため、「シャドウイング」と言われています。

なお、最初は、追いかけて読むのが難しいと思います。よって、最初のうちは、「条文の1項すべてが流れたあとに声に出して読む」という方法でも結構です。それでも、効果はあります。

シャドウイングのほうが音読よりも効果が高いため、1日15分程度でかまいませんので、ぜひ行って下さい。


音声学データの入手方法

音読は音声データが不要ですが、シャドウイングには音声データが必要となります。
条文の音声データは、以下のような方法で入手することができます。


・条文の音声データを提供しているサイトから入手する
法律☆読まんで委員会

・条文の音声データのCDを入手する

 

これに対して、申請書の音声データは、提供するサイトや市販のものが現状ありません。予備校の講座を申し込むと、教材の一部としてついてきます。よって、独学で学習される方は、シャドウイングは条文のみ行って下さい。

なお、予備校の講座のすべてにおいて、申請書の音声データを提供しているわけではありませんので、講座を申し込まれる前に必ず申請書の音声データが教材に含まれているかをご確認下さい。また、音声データの内容もご確認下さい。「単に申請書を読み上げたものなのか」「問題形式で読み上げているのか」などです。

申請書の音声データが教材に含まれているかが、どの講座を選択するかの1つの重要な判断基準となります。
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