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保育士試験実技の音楽表現…ピアノ伴奏の練習法(2ページ目)

保育士試験における「音楽表現に関する技術」とは、具体的にどのような技術を求められているのでしょうか? まずこのことを正しく理解していないと、練習の方法も的外れなものになってしまいます。誰もが陥りやすい間違いとは? 「保育の技術としての」音楽とは? 正しく理解して的確な練習をしましょう。

ながみね あき

執筆者:ながみね あき

保育士試験ガイド



「不安と緊張でいっぱいなんです!」は危険

「緊張しているけれど頑張ります!」という真剣さが伝わるのは良いことです。しかし、課題曲である幼児の歌は、歌詞の内容を見てもわかるとおり、こどもが歌ったり聴いたりすることを楽しむための音楽ですよね?  曲によって、かわいらしい雰囲気であったり、ユーモアがあったりと個性はあるものの、全体的に明るく楽しい曲調の音楽です。緊張と不安でいっぱいの表情が表れてしまっては、「楽曲の表現としての表情」という観点では、「表現力が足りない」という評価になります。

これで合格!緊張してもにこやかな明るい表情で

このように、緊張や不安が強い状況でも、そのときの自分の気持ちとは切り離した「音楽表現としての表情」を考える必要があります。かわいらしい歌、陽気な歌……、それぞれの歌詞や曲調に合った、にこやかで明るい表情を心がけましょう。

緊張で顔がひきつっても大丈夫です! 「正しい方向性できちんと準備したのだけど、試験の緊張で震えてしまった、間違えてしまった」ということであれば、きちんと評価されます。繰り返しになりますが、間違えたからバツ! 間違えなかったからマル! という判定ではありません。評価のポイントを正しく理解し、不安に飲み込まれず、最後まで自分を信じて笑顔でいってくださいね!

いかがでしょうか?

今回は、多くの音楽受験者が陥りやすいキケンな落とし穴を紹介しました。こどもたちに「音楽って楽しい!歌いたい!」と感じてもらえるような演奏をめざして、シンプルでもにこやかな明るい表情で演奏ができるように練習をしましょう!

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