チャップリンが愛した町、ヴヴェイ(地図2)
町の中心にある広場では毎週土曜に市が開催される 画像提供:スイス政府観光局
ヴヴェイはまた、世界の王侯貴族や芸術家に愛された町です。ドストエフスキーはヴヴェイに移り住んだ後、「賭博者」を書き上げました。ルーマニア出身のピアニスト、クララ・ハスキルが住んだアパートも町中に残っています。
レマン湖畔に建つチャップリンの銅像 画像提供:スイス政府観光局
ヴヴェイからモントルーを経てシヨン城まで、約10キロの湖畔のプロムナードが続きます。道沿いには花壇が並ぶため、「花咲ける道」と呼ばれています。心地よく響くレマン湖の波の音と、対岸のアルプスの白い峰々の眺めを楽しみながら、のんびりと散策をしましょう。
モルジュ同様、町の主なポイントは1時間もあれば見て回ることができます。ホテルは伝統と格式のある最高級クラスのホテル、「トロワ・クローヌ」を筆頭に10軒近くあります。
モントルーからのアクセスは列車でわずか6分。湖畔沿いを結ぶトロリーバスの利用もできます。
チーズのふる里、グリュイエール(地図3)
レマン湖周辺で半日ほど時間があれば、ぜひ行ってみたい村がグリュイエールです。チーズのふる里として有名で、スイス有数のチーズの産地として有名。グリュイエールチーズはスイスの伝統料理、チーズフォンデュで使われます。グリュイエールの鉄道駅から徒歩約10分。グリュイエールの旧市街は、高台にあります。石畳の通りの両側には、チーズ料理を出すレストランが軒を並べ、お昼時は各国からの観光客で大賑わい。鉄道駅近くのチーズ工場では、チーズ作りの実演も行っているので、チーズ好きにはたまりません。
お城の周囲にはのどかな牧草地帯が広がる 画像提供:スイス政府観光局
またここはレース編みなどの伝統工芸の宝庫。周辺には牧畜農家の伝統的な暮らしが息づきます。アクセスはモントルーからローカル列車利用。途中モンボヴォン駅で乗り換えて片道の所要は約1時間15分です。ユングフラウ地方からの移動の途中に立ち寄るのも良いでしょう。グリュイエールでは徒歩観光に約2時間、ランチをとる場合は半日ほど時間があれば良いでしょう。
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