スイス最大の湖、レマン湖周辺の小さな町

レマン湖の小さな村イメージ

レマン湖の北岸にはぶどう畑の中に小さな可愛い村が点在する 画像提供:スイス政府観光局

レマン湖地方地図

レマン湖の北側はスイス、南側はフランス

スイス西部、フランスとの国境に接するのが、スイス最大の湖、レマン湖です。レマン湖の北岸はスイス領、南岸のほとんどがフランス領になり、湖岸沿いの町や村を湖船が結んでいます。レマン湖周辺ではジュネーブをはじめ、ローザンヌモントルーが有名ですが、この他にも立ち寄ってみたい魅力溢れる小さな町や村が点在しています。ここでは中でもおすすめのスポット、モルジュ、ヴヴェイ、グリュイエールをご紹介します。

温暖な気候に育まれたワイン。特産のチーズや湖からとれる淡水魚など、軽くて上品な料理など、グルメファンにとってもこの地域は外せません。

 

ヘップバーンゆかりの町、モルジュ(地図1)

モルジュのチューリップ祭り

毎年春に開催されるチューリップ祭り 画像提供:スイス政府観光局

ローザンヌから西に約10キロ。列車でわずか10分の位置にある町がモルジュです。13世紀、レマン湖周辺一帯を治めていた中世の有力貴族、サヴォア家により町が建設されました。モルジュの町の周囲はのどかなブドウ畑が広がり、ワインの産地として知られています。湖畔の一角には町のシンボル、モルジュ城がその優美な姿を見せています。

温暖な気候に恵まれたモルジュは、花の町として有名。毎年春から初夏にかけて、湖畔のプロムナードにはチューリップ、アヤメ、ダリアなどが咲き誇ります。毎年4月から5月中旬にはチューリップ祭りが市内のアンデバンダス公園で開催され、合計300種類、12万本ものチューリップが、道行く人の目を楽しませてくれます。また、モルジュ近郊のヴュイユラン城では、毎年5月から6月下旬にかけて、600種類のアヤメが広大な敷地を埋め尽くします。

モルジュはまた、多くの音楽家や著名人に愛された町です。ポーランドのピアニスト、パデレフスキーや、ロシアの音楽家、ストラヴィンスキーもこの町に引き寄せられました。そしてオードリー・ヘップバーン。ヘップバーンは晩年、モルジュの隣村トロシェナに暮らし、その生涯を終えました。毎週水曜と土曜に開催されるモルジュの朝市には、ヘップバーンもよく姿を現していたそうです。

モルジュの鉄道駅からレマン湖畔まで400m。1時間ほどあればざっと町を見て回ることができます。町中にはホテルも7軒あるので、モルジュに泊まりながら各方面に足を伸ばしても良いでしょう。スイスの西の玄関口、ジュネーブからも列車で約35分と、とても便利です。