一人っ子だからこそお金がかかることも

ご相談の場面でよく聴こえてくるのが、こんな声なんです。

「一人っ子だから、本人のやりたいことは何でもやらせたい」
「いつも一人で遊ぶので、おもちゃはいっぱい与えたい」
「寂しくないようにペットを飼おうと思ってる」
「一人っ子なので、協調性が育つよう習い事は色々やらせたい」

実は、一人っ子家庭に共通する無意識な気持ちが「一人っ子だからお金がかからない」というもの。これが意外と盲点なのです。

教育費ひとつとっても、進路によってあまり変わらないケースもあり得ます。一人っ子だからと小学校から大学まで私立に行かせた場合、子どもが2人いても、小学校から高校までは公立で進んだ場合は、前者のほうが高くなります(下表参照)。また、習い事や部活、留学、その他の娯楽費などに関しても、どうしても本人が望むものはすべて叶えてあげようとする傾向も。
異なる進路による教育費の比較例

極端なケースですがあり得ます(※クリックで拡大)


お金が貯まる人の共通点は「意識してお金を使うこと」です。同じ収入でも、一人っ子ならお金が余るかというとそうではありません。「一人だから大丈夫」という気持ちが、ついついお財布の紐を緩ませてしまうのですね。

今後のライフイベントを見据え、必要な貯金をおさえた上で、今使えるお金の中で、教育費をかけていきましょう。子どもの数に関係なく「本当に必要なことは何だろう」と熟慮しながら、子どもにお金をかけていきたいものですね。

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