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蚊を駆除!部屋での効果的な退治方法、発生源対策(2ページ目)

庭や屋外、部屋…夏ならば居ても当たり前の蚊ですが、都市化や移住環境の多様化により、蚊の害の質は変化しています。部屋での蚊の駆除方法、おすすめの駆除剤、ボウフラの発生源対策をご紹介します!

藤原 千秋

執筆者:藤原 千秋

家事・掃除・子育てガイド

蚊対策、部屋での効果的な駆除方法

蚊取り線香

昔ながらの蚊取り線香も、時代につれ進化しています

住まい周り・住まい内における蚊の駆除には、「飛んでいる成虫(メス)をその場で殺す」「発生源を根絶やしにする」の二柱を同時に実行していくことが肝要になります。

発生源を含め、田んぼや藪など広域における蚊駆除の方法には敢えてここでは触れませんが、参考になる部分があればぜひ適宜試してみてください。


おすすめの駆除剤(塗布、くん煙、エアゾール)

合成薬剤
■ピレスロイド
蚊に対する薬剤として、最も知られているのは「ピレスロイド系」のものでしょう。元々いわゆる蚊取り線香の原料であった「除虫菊」に含まれる典型的な殺虫成分なのですが、現在の市販品ではほぼ合成物質に置き換わっています。

ピレスロイドは殺虫効果のほか忌避性も高いため、さまざまな形態で、世界的に使用されています。

■ディート
ディートは、殺虫力は無く、忌避剤として皮膚に直接塗る蚊よけなどに使用されます。皮膚に直接塗るという使用法から赤ちゃんや子どもに使うのは躊躇する向きもありますが、「長時間使用を避ける」「使用上の注意を守る」「使用後は速やかに洗浄する」など心がけメリットと計りあって使用したいところです。

■有機リン系
有機リン系殺虫剤は比較的毒性が高いため、業者が主に使用しています。


天然薬剤
■樟脳(クスノキの精油の主成分、カンファー)

■シトロネラ

■レモングラス

■ゼラニウム

■ベルガモット

■月桂樹

■ユーカリ 

香辛料やエッセンシャルオイルとして身近に知られ、使用されているこれらの芳香成分には、一説では「ディート」程度に蚊を避ける(忌避する)効果があると言われています。

近年インドネシアでは蚊の発生源近くにユーカリを植樹することで蚊の発生を抑制することに成功するなど、比較的人畜毒性の低いこれらの天然忌避剤には関心が集まっています。「アンチモスキート」など市販品も増えてきました。


叩潰式

説明は省略します。反射神経と視力を要します。


ボウフラをわかせないために…発生源対策

いわゆる「ボウフラ」をわかせないため、家の中、家の周りに「溜まり水」を放置しないことが何より大事です。飲み物の空き缶、古タイヤの保管などにも重々注意しましょう。

しかし、それらに気を付けても効果があまり実感できない場合には、逆に「敢えて産卵場所を提供し」て根絶やしにする方法もあります。

庭やベランダに、枯葉や泥(エサ)を混ぜた汲み置きの水を濃色のバケツに入れた罠を数か所置いておき、そこに産卵させます。

水面に産卵された卵が孵化~成虫になる期間は、イエカ・ヤブカ共に長くても2週間なので、その水を1週間ごとに捨ててしまうことで、成虫になるのを待たず、容易に、確実に殺すことができるのです。


【参考文献】
生活害虫の事典
蚊の不思議
【編集部おすすめの購入サイト】
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