髪以上に深刻なカラーリングによる頭皮へのダメージ
人の印象を大きく左右させる髪。ある調査では「顔立ち」や「体型」よりも重要という結果が出ているほど。特に髪の色による影響は大きくカラーリングで立体感を出したり、明るくして髪のツヤ度をアップしたり、気になる白髪を隠したりと髪の色でイメージは大きく変わります。
オシャレには欠かせないカラーリングですが気になるのが髪や頭皮へのダメージ。カラーリングに使われる薬剤は年々進化していますが、美しい髪を保つためにはカラーリングを行った後、しっかりとアフターケアを行うことが大切です。
カラーの持ちを良くしたり、髪のダメージを押させる為に、専用のシャンプーやトリートメントでケアしている方は多いですが、意外と見落とされているのが頭皮のケア。
カラーリングによる頭皮へのダメージは、すぐに症状として現れるわけではありませんが、ほっておくと抜け毛や細毛、白髪といった深刻な悩みに繋がります。
髪は毎日伸びているのでダメージが酷くなっても切ってしまえばリセットできます。美しい髪を保つためにカラーリング後の頭皮ケアは髪のダメージケア以上に大切なのです。
知っておきたいカラーリングの種類とその影響
カラーリングは大きく分けて4種類の方法に分ける事が出来ます。カラーリングを行う前に、それぞれの特徴や髪と頭皮へのダメージを把握しておきましょう。■1.ブリーチ(脱色剤)
髪を明るくする効果があるが色を入れるのではなく、脱色するための物で髪や頭皮へのダメージが大きい。
- カラーリング方法:脱色
- 持続性:永久
- 髪ダメージ:かなり大きい
- 頭皮ダメージ:かなり大きい
■2.ヘアカラー(永久染毛剤)
脱色と染髪の両方を持つ薬品で髪を明るくしていきながら髪に色を入れていきます。ブリーチほどではないが髪と頭皮へのダメージは大きい。
- カラーリング方法:髪の内部(コルテックス)に染まる
- 持続性:1~3ヶ月
- 髪ダメージ:大きい
- 頭皮ダメージ:大きい
■3.ヘアマニキュア(半永久染毛剤)
爪のマニキュアと同じように髪表面を染めるので髪への負担はほとんどないが、頭皮や皮膚につくと取れにくく、数日は残ってしまうことがあり頭皮への負担が少しある。
- カラーリング方法:キューティクルとコルテックスの一部
- 持続性:1ヶ月弱
- 髪ダメージ:ほとんどない
- 頭皮ダメージ:多少ある
■4.一時着色剤
顔料などの染料を髪表面に付着させるだけなので1回のシャンプーですぐに取れてしまうが髪や頭皮へのダメージはほとんどない。
- カラーリング方法:髪表面に顔料を付着
- 持続力:1回のシャンプーで落ちる