脱サラしてフランチャイズを始める前に必要なことは？(2ページ目)

失敗談を参考に・・・

本、インタビュー記事、インターネット、説明会への参加や実際に店舗に行って話を聞いてみるなどし、失敗談を見つけてそれを参考にするようにしましょう。実際に起業を始めると、イメージ通りに行かないことも多くあります。イメージの幅を広げておくのに失敗談は参考になります。

また、現在の仕事を辞める前に、加盟前の下準備はしっかり行いましょう。 よく、住宅ローン用の頭金を貯めるために節約して、目標額が貯まっていざ住宅ローンを組んだら、そこで息切れしてしまった…といった話を耳にしたことがあります。もちろん起業も同様です。「起業すること」を目標にしてしまうと、起業した直後に息切れしてしまいがちです。フランチャイズへの加盟や起業そのものも、大変ではありますが、そこをスタート地点と捉えて、少なくとも3年～5年後を見据えておきましょう。

しっかりとした下調べで、数年先は見据えられる

先を読むのは、仕事でも、より身近なプライベートなことでもなかなか難しいことです。5年前の自分に「5年後、自分はこうなっている」と伝えられたとしても、それを予測できてはいないでしょう。それと同じことで、今の自分が5年後の自分を予想しても、その通りになっている保障はありません。

しかし、フランチャイズであれば、「業界の動向」「社会情勢」「扱う商材」「リスク」「5年間で必要とされるであろう予算額」などをある程度絞って検討することができます。これで、予測の精度は、ぐっと上げられるわけです。

また、既にそのフランチャイズで起業している人がいれば、より詳しい情報源となってくれます。しっかりと下調べをすることで、起業の決断を行う前に数年先の予測ができれば、リスクを下げたうえで起業できるのです。