家庭での読み聞かせに優る読み聞かせはありません!
今度は私が読んであげる……そんな楽しさも家庭ならではと言えますね
おはなし会は子どもが絵本と仲良くなる絶好の機会ですから、大いに利用していただきたいのですが、コミュニケーションという点では、1人の読み手が複数の聞き手に絵本を読んでいるわけですから、読み手と聞き手の間で、細やかな感情や言葉のやりとりを行うことは難しいのです。そのため、おはなし会で絵本を読んでもらっても、その絵本の醍醐味を100%味わうことはできないということを知っていただきたいと思います。
さらに、おはなし会はイベントとしての要素を捨て去ることができません。食事に例えるなら、レストランでの外食のようなものです。それがどれほどおいしい食事であったとしても、子どもたちの健康と成長の礎になるのは、家庭での毎日の食事です。外食の楽しみは、食べものへの興味・関心を高めますが、栄養面でも愛情面でも家庭での食事にはかないません。
これは、おはなし会と家庭での読み聞かせの関係に似ています。おはなし会はあくまでもお楽しみの1つ。絵本の魅力を深いところまで伝えることができるのは、家庭での読み聞かせなのです。ガイドは、おはなし会がどれほど楽しいものであっても、毎日の家庭での読み聞かせ以上のものはないと考えています。
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