アメリカでは、アーモンドミルクが人気?
アーモンドには、ミネラルやビタミンE、食物繊維、オレイン酸が多く含まれ、ヘルシー食材として注目されています。
ガイドのニューヨークに住む友人が、時々あちらで流行っているヘルシーフードの情報を教えてくれます。ハリウッド女優のアンジーの「予防的乳房切除」で関心が高まりましたが、アメリカでは乳がんの罹患率が高い(8人に1人)ので、また肥満防止のためにも、その原因の一つとして考えられている動物性脂肪の多い食事や高カロリーの食事を控えることを意識する人が増えています。
人気がある食品の例として、植物性食品として、日本でもおなじみの大豆や米、またアーモンド、フラックスシードといった種実をミルク(水と合わせてジュースにした飲料)として飲む方法を教えてくれました。
アーモンド・ミルクの作り方を簡単に説明しますと、一晩水に浸けたアーモンドと水を合わせてミキサーにかけ、細かい目のリネンなどで漉し、ハチミツ等のお好みの甘味を加えます。
アーモンド・ミルクとは面白い使い方だと思い、興味をもって調べていると、日本のメーカーからも、最近アーモンド飲料が、つい最近販売されていました。日本でも、これから人気が出てくるかもしれませんね。
ミネラルやオレイン酸が豊富なアーモンド
アーモンドは、カルシウムやマグネシウム、亜鉛、鉄などのミネラル、またビタミンB群やビタミンE、食物繊維などが豊富に含まれています。
ビタミンB群は、水溶性なので、汗とともに出てしまいます。ビタミンB群は、エネルギー源の糖質や脂質などを代謝する上で必要なビタミン。夏バテや疲労の回復のためにも、ビタミンB群は不足しないようにしたいものです。
また若返りのビタミンといわれ、血流をよくし、抗酸化作用があるビタミンE(α-トコフェロール)は、31mgと種実類の中でもかなり多く含まれています。
脂質が豊富なので、エネルギーは高めですが、酸化し難く、悪玉コレステロールを減らすオレイン酸も豊富に含まれています。
しかし、ビタミンCは含まれず、βーカロテンなどもほとんど含まれません。ですから、偏った食べ方はせずに、いろいろな食品と組み合わせたりして、幅広い栄養成分を摂取するようにしましょう。