公・民・学の連携した先進的な街づくり
「柏の葉キャンパス」の魅力は、誰もが住みやすいこと
つくばエクスプレス開業後、大きく変貌を遂げた「柏の葉キャンパス」駅周辺エリア。大型商業施設「ららぽーと柏の葉」など生活インフラが整っているとともに、東京大学、千葉大学のキャンパスがあり次世代環境都市として、省エネ・創エネ・畜エネに取り組むなど公・民・学が連携した先進的な街づくりが進んでいます。パークシティ柏の葉キャンパス二番街は、駅西口を出て徒歩5分の場所に拡がる総戸数880邸の住宅街区。最終棟となるMid Tower-D棟の分譲もスタートし、もうすぐ街も完成です。約1年ぶりに訪ねた「柏の葉キャンパス」は、街も大きく変わっていました。
駅東口を出るとすぐに、柏の葉アーバンデザインセンターがあります。ここでは、「柏の葉国際キャンパスタウン構想」に基づく街づくりのガイドラインや空間計画の検討などとともに、地域住民も一緒に楽しめるイベントなども開催されています。同施設の運営は、東京大学、千葉大学、柏市、三井不動産、柏商工会議所、田中地域ふるさと協議会、 首都圏新都市鉄道の7団体。これからの柏の葉キャンパスの街づくりに研究成果などが活かされます。
柏の葉では、千葉大学が進める植物工場や小型の発電設備、マルチ交通シェアリングなど環境に配慮した様々な取り組みが進行しています。公・民・学の連携は、未来に向けた環境にやさしい街づくりにつながっていくのではないでしょうか。
駅西口を出るとすぐに大型商業施設ららぽーと柏の葉があります。2006年秋にオープンした施設には、150店舗以上の店が入り、食からファッション、暮らしや趣味など多彩なジャンルの店が揃っています。
店内は、広々としており明るく歩きやすいです。平日の昼間でも多くの人が訪ねています。ベビーカーを押すお母さんも目立ちました。屋上庭園や屋上農園なども設けられており、こうした商業施設にも環境面の配慮がなされています。
緑の道が続く美しい街並み
「コモン」の多種多様な施設がコミュニティを育む
パークシティ柏の葉キャンパス二番街は、高層棟と中層棟で構成される多棟構成の街づくり。敷地の中央部に広い中庭を設け、その周囲に共用部「コモン」を配したランドスケープが大きな特徴です。周囲は歩道が整備されており、高齢者やベビーカーを押すお母さんたちも歩きやすいです。歩道に緑が多く歩いていて心地よい感じがします。
敷地の中央には、駅方向に将来ダイレクトにつながる道が整備されており、風の道を確保するとともに美しい景観をつくっています。
コモンの施設には、バスケットコートのあるコモンプラザや音楽が楽しめるスタジオ、パーティーラウンジやライブラリ、コミュニティカフェなど多彩。防災面でも注目されている、コミュニティを育む場所が備わっています。
次のページでは、Mid Tower-D棟を紹介します。