贅を尽くし、最新技術が満載の最高級クーペ
まずは全長5m超のボディにわずか2つしかないドアを開けると、カタログの「最も目の肥えた人々にスポーティな高級車を提供する」という言葉を具現化した世界が広がります。オーディオはharman/kardonのサウンドシステム(14スピーカー)、前席シートヒーター、パーキングアシストリアビューカメラ……全部、標準装備です。ドアの開閉時に点灯するアンビエントライトの色調まで好みで変えられます
しなやかな感触を提供してくれるセミアニリンレザーがたっぷりと奢られたシート、センターコンソール、ドアトリム。また随所にウッドがあしらわれています。
センタークラスターには四角いパネルのアナログ時計がはめ込まれ、その下に高級オーディオのようにエアコンのスイッチが横一列に並んでいます。
そんな仕立てのよい調度品に囲まれた運転席まわりには、8インチワイドのモニターをはじめとした、カーナビやオーディオ、テレビ、電話などをコントロールするCOMANDシステムが備わっています。
一方、乗り心地をコントロールするアクティブボディコントロールも標準装備。これは発進・加速・減速・旋回時などのボディの動きと、乗員を含めた車両重量を鑑みて、4輪それぞれを瞬時に電子制御し、常にフラットかつマイルドな乗り心地を提供してくれるというもの。
2人のための贅沢な後席。両席の間にはフタがスライド式の大きなボックスが用意されています。この無駄さ加減が、贅沢ですよね
ワインディングをグイグイと攻めたり、高速道路をひたすらラクチンに流したりできるのも、このアクティブボディコントロールが効いているからなのです。
さらに、夜間走行時に前方の歩行者や自転車などを赤外線で捉えて映像化し、8インチワイドのモニターに表示してくれるナイトビューアシストも全車標準装備。
そのほかコーナリング時に、より先の進行方向を照らしてくれるアクティブライトシステム、交差点を曲がる際に進行方向を照らし出すコーナリングライトも標準で備わります。
つまり、贅も最新技術も何でも揃っているというのが現行型CLというわけです。それが新車時の1/3や1/4、ざっと1000万円の値落ちで買えるのですから、やはりとてもおいしい。
この価格で4人しか乗れないとか、やっぱり後席へのアクセスは4枚ドアにはかなわないとか、違うところに目を向けてしまう人にとっては300万~400万円というプライスが高く見えるかも知れません。
しかし無駄や不便を味わうという本当の贅沢を知っている人にとっては、この価格、見逃せないのではないでしょうか。
このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。
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