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現行型メルセデス・ベンツCLが新車時の1/4!?

中古車価格としては約300万円~ですが、新車時価格は1500万円超。その中身はそんじょそこらの車とはまるで違うわけです。新車価格500万円クラスの車を中古車で買うより、おいしいと思うのですがいかがですか?

籠島 康弘

執筆者:籠島 康弘

中古車ガイド

現行型が新車時価格の1/3~1/4で手に入る

気づけばこんなに値落ちしていて「おいしい!」という中古車をご紹介しているこの企画。今回はメルセデス・ベンツCLクラス(現行)をご紹介したいと思います。
メルセデス・ベンツCLundefinedフロント

全長はデビュー時の現行型Sクラスと同じ5075mmながらホイールベースは80mm短く、全幅は同じ(1870mm)で、全高は65mm低められたスタイル。旧型に対しては全長+75mm、全幅+15mm、全高+20mm大きくなっています


ご存知のようにCLクラスは、同社のラグジュアリィ2ドアクーペの最高峰。ベースは同社のラグジュアリィセダンのトップであるSクラスです。

ビックでゴージャスクーペとなると、BMWの6シリーズではスポーティすぎるし、アウディにはサイズや価格で比較すべきクーペが存在しないなど、実はライバルがなかなかいません。

贅を尽くしたクーペで考えれば、ベントレーのコンチネンタルGTがライバルと言えるかも知れませんが、価格はCLの1520万~1970万円に対し、コンチネンタルGTは2145万円~2570万円。価格はコンチネンタルGTのほうが上です。

とはいえ全長を見ると、コンチネンタルGTの4815mmや6シリーズの4830mmに対し、CLはさらに大きな5075mm。まさに威風堂々という言葉がぴったりなCLなのです。
メルセデス・ベンツCLundefinedリア

同社のクーペにはSLがある以上、必要以上にスポーティである必要がないため、あくまでも乗り心地重視かつ爽快な操作感。トランク容量は440Lと十分な広さ


日本にデビューしたのは2006年11月。5.5LのV8エンジンに7速ATを組み合わせたCL550と、同じく5.5Lながらツインターボを備えたV12を乗せたCL600(ATは5速)の2台で登場しました。

全長5m超のサイズはSクラスとほぼ同じながら、ホイールベースは80mm切り詰められ、贅沢なセダンであるSクラスとは別物の走りの性格を有する一因となっています。

さて、そんな現行型CLが中古車で今いくらから買えるのか。原稿執筆時点で見てみると、最安値は2007年式で走行距離8.4万km&修復歴なしのCL550で、288万円。

走行距離5万km以内にこだわるなら、2007年式/4.7万km/修復歴なしのCL600が397.9万円、2007年式/4.3万km/修復歴なしのCL550が445万円。

CL550の新車時価格は1520万円ですから、走行距離5万km以内の車でも約1/3、新車時1970万円したCL600は約1/4というプライスです。

しかも現行型。さらに次ページ以降で詳しく見ていきますが、ゴージャスな内容を考えるとかなりおいしいと思います。
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