加齢だけじゃない!季節によって変化する抜け毛の量
1日に100本程度の抜け毛は正常値と言われていますが、日々の生活の中で「自分の髪が何本抜けたか」を把握することは難しいものです。排水口や枕元の抜け毛の量の変化で「抜け毛が増えた!」と実感する方が多いと思いますが、沢山の抜け毛を見つけると「このまま髪が薄くなってしまうのかも……」と不安になってしまいますよね。
加齢と共に髪の量が少なくなるのは有名ですが、1日に抜ける髪の毛の量は季節でも変化することは意外と知られていません。
1年の中で1番抜け毛が少ない季節は春。逆に抜毛が1番多くなるのは秋で、その差なんと3倍。そのせいか秋は育毛剤が1番売れる時期でもあるのです。
抜け毛を減らすにはヘアサイクルを伸ばす事が大切
そもそも髪はなぜ抜けるのでしょうか。実は髪には寿命があり、一定期間を過ぎると必ず抜けて、また新しい髪が生えてきます。これをヘアサイクルと呼びます。ロングヘアーにしようと思っても、腰ぐらいまでしか伸びが無いのはこのヘアサイクルがあるから。テレビなどで髪が2メートルぐらいある人を見かけますがそれは例外なのです。
また1本の髪が抜けるまでの期間は女性と男性では異なり、男性は2~5年で女性は2~6年と言われています。
2~5年や2~6年と期間に幅があるのは年齢や頭皮の状態によって異なるから。一般的に加齢によりヘアサイクルは短くなると言われているので「抜け毛が増える=老化」という事が言えます。
もちろんヘアサイクルが短くなれば髪は薄くなっていくので、いつまでも美しい髪を保つためにはヘアサイクルを出来るだけ長く保つためのケアが大切になります。