虹の色の数
日本語では、虹は「七色」が常識ですね。世界中そうかと思いきや、英語圏は一色少ない「六色」が普通です。日本では、紫、藍、青、緑、黄、橙、赤の7色ですが、英語圏では藍をのぞいた6色とされています。
日本では、緑に近い色までも青の範囲とする傾向がありますが、西洋では紫に近い色も青とする傾向にあるようです。それが、藍色を別の1色として数えない理由かも知れませんね。
順番が入れ替わる不思議
「白黒」という表現は英語にもあります。でも、なぜか「black and white」というように「黒白」の順番になっています。
この理由はわかりませんが、とても興味深いと思いませんか?
この他にも、色が見せてくれる世界はたくさんあります。英語の技術ばかりを勉強していては、こういう単純に「面白い!」と思う感覚をなくしがちです。
でも、こういう面白い発見こそが、外国語の勉強の醍醐味のはずですね。時にはこういった一見役に立たなそうなことが、あとあと宝物になったりするものです。
『老子』にあるように、「無用の用」の話を思い出して、色の世界にどっぷり浸ってみませんか?