英語/英語学習アーカイブ

色で感じる英語の世界(2ページ目)

英語と日本語の世界観の違いを表すものとして、色の捉え方の違いがあります。間違って使うとトンチンカンなこともあるんです。両言語の文化的特徴を顕著に示す色の世界をのぞいてみましょう。

水野 稚

水野 稚

英語学習 ガイド

株式会社Primus Edge代表取締役/プリムスアカデミー代表。 企業英語研修講師、大手英会話学校講師を経て、青山学院大学で国際コミュニケーション学、Oxford大学で応用言語学および第二言語習得論修士号を取得。東京大学大学院博士課程満期退学。慶應義塾大学や上智大学などで英語講師としての経験も豊富。

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虹の色の数

日本語では、虹は「七色」が常識ですね。世界中そうかと思いきや、英語圏は一色少ない「六色」が普通です。

日本では、紫、藍、青、緑、黄、橙、赤の7色ですが、英語圏では藍をのぞいた6色とされています。
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何色に見えますか?


日本では、緑に近い色までも青の範囲とする傾向がありますが、西洋では紫に近い色も青とする傾向にあるようです。それが、藍色を別の1色として数えない理由かも知れませんね。

順番が入れ替わる不思議

白黒」という表現は英語にもあります。
でも、なぜか「black and white」というように「黒白」の順番になっています。

この理由はわかりませんが、とても興味深いと思いませんか?

この他にも、色が見せてくれる世界はたくさんあります。英語の技術ばかりを勉強していては、こういう単純に「面白い!」と思う感覚をなくしがちです。

でも、こういう面白い発見こそが、外国語の勉強の醍醐味のはずですね。時にはこういった一見役に立たなそうなことが、あとあと宝物になったりするものです。

『老子』にあるように、「無用の用」の話を思い出して、色の世界にどっぷり浸ってみませんか?

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