豪快なドライバーショットで強気のゴルフが持ち味
石川遼は若さゆえいろいろなことをスポンジのように吸収して、ゴルフ界に大きな影響を与えている
いまだ21歳の石川遼選手は、すでに日本ツアー10回優勝、日本での最年少賞金記録保持者。そしてツアー世界最年少優勝(15歳と245日)はギネス・ワールド・レコード認定という、見事な戦いぶりです。
ゴルフ選手には珍しく、ヘアースタイルなどをよく変え、ファッションにも敏感に反応し、見るたびに斬新な違うフェイスの遼君がいます。
とても印象的だったのは、2011年に起きた東日本大震災の被災者のために、この年の国内ツアーとメジャー大会の獲得賞金全額と、バーディを1つ取るたびに10万円を加算し、義援金として寄付すると発表したこと。イギリスの新聞まで彼の人柄を取り上げました。
豪快なドライバーショットで強気のゴルフでも有名ですが、神のような存在のトム・ワトソンから激励された時は、はばかることなく涙を見せました。そんな素直な彼の感性に心を打たれた方も多いと思います。
ギャラリーやスポンサーを大切にする精神を、樋口久子日本女子プロゴルフ協会元会長から学び、自分も同じスタンスで歩みたいと、早速ギャラリー用のトイレの少なさなどをあげました。
若さゆえいろいろなことをスポンジのように吸収して、ゴルフ界に大きな影響を与えています。
本当は、ゴルフ一筋に集中したいでしょうが、なかなかそうはさせてくれないジレンマもあるようにも思えます。是非、メジャー優勝を果たして欲しいです。