タジン鍋はアウトドアにもってこいの調理器具
タジン鍋は、モロッコなどの地域で使われてきた鍋で、羊肉や鶏肉と、野菜に香辛料をかけたものを煮込む、という料理に使われていたそうです。モロッコでは、飲料水は貴重なものでしたので、肉や野菜に含まれる水分だけで料理ができるように、タジン鍋が開発されたと言われています。
タジン鍋で作る料理は「材料を鍋に入れて、弱火で20~30分煮る」というだけの簡単なものです。つまり「焦がす」「蓋がずれる」といったトラブルさえなければ、鍋を弱火にかけている間は、他の料理ができるのです。タジン鍋は、アウトドアにもってこいの調理器具といえるでしょう。
また、素材に含まれている水分だけで料理が仕上がりますので、日本の伝統的な煮物を作る場合とは違って、素材の「うま味」が逃げる心配がありません。油も使いませんので、ヘルシーな料理ができるとも言えますね。
最近ではアウトドアだけでなく、電子レンジを使って調理するタイプのタジン鍋もあります。私も、友人にもらったタジン鍋を、日常的な料理に使っていますが、「いったん電子レンジや、弱火にかけると、20~30分は他の料理をすることができる」という点がとても便利です。
■商品データ
商品名:モハメッドさんのタジン鍋
メーカー名:サンアート
価格:3000円程度