スウェーデンでもあまり知られてない世界遺産、シュトルーヴェの測地弧
15あるスウェーデンの世界遺産の中で最も知られていないのが、この「シュトルーヴェの測地弧」です。天文学者ヴィルヘルム ヴォン シュトルーヴェ(Wilhelm von Struve)によって、1800年代に実際の地球の大きさを知るために265の測量地点が10カ国に作られました。スウェーデンには7地点あり、そのうちの4地点が世界遺産として登録されています。測量地点はキールナ(Kiruna)のツンリラキ(Tynnyrilaki) 山、パヤラ(Pajala)のユップッカ(Jupukka)山、エーヴェルトーネオ(Övertorneå)のプリンキ(Pullinki)山、ハッパランダ(Haparanda)のペラヴァーラ(Perävaara)山の上にあります。
■アクセス方法
シュトルーヴェの測地弧は多くの人に観光をしてもらえるように整備中で、今のところ、車がないと測量地点のある山を回ることは難しいです。訪れやすいキールナやハッパランダを訪れ、山の麓まで行き、山をしばらく登るとすばらしい景観と計量地点が見れます。
自然環境から必然的に生まれた、ガンメルスタードの教会街
ルレオーのガンメルスタードの教会街にある「ネーデルルレオー教会」写真:Lars Mandahl/lulea.se
■アクセス方法
ストックホルムからルレオーまでは、飛行機で1時間半ほど、電車では10~12時間ほどかかります。ルレオーの中心街からガンメルスタードの教会街までは、バスで20分ほど。
氷河により形成された自然遺産、ホーガクステン
スウェーデン北部の世界遺産、ホーガクステン 写真:Lars Guva/highcouast.net
ホーガクステンは2000年に単独で世界遺産に登録され、その後、2006年に同様の現象が見られるボスニア湾を挟み向かいにあるフィンランドのクヴァルケン(Kvarken)群島が加えられました。
■アクセス方法
飛行機の場合は、 スンスヴァール、 ハーノサンド(Härnösand)、 オーンフェルスビーキ(Örnsköldsvik)のどこかに、電車の場合は、 スンスヴァールへ向かいます。その後は、バスでホーガクステンへ行くことができます。ホーガクステンの様々なポイントに向かうバスのラインがいくつかありますし、観光船を利用してボスニア湾から眺めることもできます。