【不動産売買ワンポイントアドバイス No.012】

お墓

お墓に対する感じ方は、人それぞれ違う


自分の家の近くにお墓があるとき、それをどう考えるのかは微妙な問題です。まったく気にならないという人もいれば、嫌だと感じる人もいるでしょう。そこに自分の親族、先祖などの墓があるのかどうかによって思い入れや印象が変わる場合もありそうです。

市街化調整区域など人家が少ないエリアに大規模な霊園が数多く造られている例もありますが、都市部の人口密集地の中に比較的大きな墓地があることも少なくありません。住宅地に墓地が造られたというよりも、古くからある墓地のまわりが宅地開発されたケースが大半でしょう。

また、改めて指摘するまでもなく、歴史のある都市部の住宅地にはお寺も多く、境内の墓地に隣接して住宅が建てられている例は枚挙にいとまがありません。

家の隣にお墓、墓地があるとき、時期や風向きによってお線香のにおいがきつく感じられる場合もあるでしょうが、通風や日照の面では有利なこともあります。かつてのように墓地が廃止されてマンションが建てられるような事例は、これからの時代においてあまり心配ないでしょう。

不動産取引にあたっては墓地などが存在する場合、一般的に「嫌悪施設」として重要事項説明の対象になりますが、どのような場合でも説明されるというわけではありません。

購入しようとする物件の敷地に隣接して墓地などがあれば必ず説明されるでしょうが、少し離れた位置に存在するものについては基準が曖昧で、それが目立つ存在かどうかによって宅地建物取引士の対応が分かれる場合もあります。

中古物件であれば現地見学の際に自分の目で確かめればよいのですが、建築中の新築物件のときには、いざそれが完成して入居してみたら、一戸建て住宅の2階の窓から、あるいはマンション上階のバルコニーから墓地を見下ろすロケーションだったということも考えられます。

お墓や墓地の存在が気になる性格の人であれば、不動産業者や宅地建物取引士から説明されたかどうかに関わりなく、自分で物件の周囲を歩いて確認してみたり、地図で周辺施設をチェックしてみたりすることも大切です。

インターネットでもさまざまな情報が得られる時代ですから、事前に現地周辺の写真などを閲覧してみるのもよいでしょう。


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