結婚後の生活や子育て費用を考えるとこのくらいの年収は欲しいとなるかもしれません。このギャップをどのように考えたらいいのでしょうか? 結婚後の家計管理のポイントも同時に考えたいと思います。
結婚相手に求める年収 400~500万円が最多
未婚女性が結婚相手に求める年収は、どのようになっているのでしょうか? データをみてみましょう。上の表は、「(株)明治安田生活福祉研究所「第7回 結婚・出産に関する調査」(2013年)」の調査で、未婚女性が結婚相手に求める最低年収です。20代での最多回答は全体の31.1%で、年収400万円~500万円未満。同じく30代でも34.8%の人が400万円~500万円未満と一番多い回答となっています。
次に希望が多いのが300万円~400万円未満で20代25.9%、30代22.5%となっています。その結果、300万円~500万円未満を希望するのが、20代30代ともに半数以上となっており最多層となっています。
男性サラリーマン平均年収 30代前半434万円
では、男性のほうの実際の年収はどのようになっているのでしょうか?「平成23年分民間給与実態統計調査(国税庁)」によると、男性サラリーマンの平均年収は、20代前半で262万円、20代後半367万円、30代前半434万円、30代後半498万円となっています。これを見ると、未婚女性が結婚相手に求める年収が400~500万円で、男性サラリーマンの平均年収は30代前半434万円、30代後半498万円となっており、ともにかなり近い金額になっています。女性も現実を見据えて考えているといえそうです。
30代女性の1割は相手の年収600万円以上を希望
ただし、女性の中でも結婚相手に高収入を求める人もいます。30代女性の19.3%が500万円~600万円未満ですし、11.7%は600万円以上を求めています。あわせて3割は年収500万円以上を求めているということになります。このようにみると、未婚女性が相手に求める年収と男性の年収とは少しギャップがありそうです。その理由は、結婚後の生活を考えてのことと予想されます。では、理想と現実をうめるためにどうすればいいのでしょうか?
結婚後の家計管理のポイントについては、次のページでご紹介します。