セクシュアルマイノリティ・同性愛/LGBT

誤解しないで同性愛!!(2ページ目)

同性愛と性同一性障がいの違いを知っていますか?違いを知っているようで、実はよく知らない人が多いのではないかと思います。なので、分かりやすく実体験を元にまとめてみました!

堀川 歩

執筆者:堀川 歩

同性愛ガイド

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レズだ!レズだ!と言われて……

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異性として好きなのに

女の子の身体として生まれたものの、幼少期の頃から漠然と「大きくなったらお父さんになる」と自然に抱いていた私ですが、中学生にもなると発育する身体が嫌で嫌でたまりませんでした。膨らむ胸を殴ったり、喉に割り箸をつっこんだりと振り返ってみても一番葛藤していた時期だと思います。

そんな私に生まれて初めて女性の恋人ができました。
相手も私のことは戸籍上は女性であることは知っていましたが、「人として好きだから」ということで二人だけの内緒の交際が始まりました。

そんな幸せ絶頂なときに、たまたま休みの日に二人で手を繋いで歩いていたのを、クラスの何人かの子に見られてしまい、瞬く間にその噂は広がり「レズ」という言葉を投げつけられるようになりました。

「決して同性愛を否定しているのではなく、自分は彼女のことを同性として好きなのではなく、異性として好きなのに」当時は何の知識もなく、自分の気持ちもうまく伝えられずに、ただ自分が「女性」という性をつきつけられたことが、悔しくて悲しくて自分の身を守る為に彼女に別れを告げてしまいました。本当に自分のことしか見えておらず最低なことをしたと思います。

性別の数・恋愛のカタチは人の数だけある

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性別の数や恋愛のカタチは人の数だけある

今になってみると、同性愛であれ異性愛であれお互いが好きなんだったらなんでもいいじゃない!!と思うようになりましたが、まだまだ同性愛や多数派と違う人に対しては偏見の眼差しが強いように思います。

誰が誰を愛そうと、自分は誰も愛したことがないという人であってもなんだっていいのです。"あなたが幸せ"ならそれが一番素晴らしいことです。

性別も恋愛もカタチや答えは一つではありません。
あなただけの恋愛、あなただけの性、そんなあなただけの生き方を追求していっていただきたいなと思います。同時に、そんないろんな人がいて当たり前と思える気持ちや配慮を他人に対して抱ける人が増えていけばこの世界は大きな愛に包まれるのはないでしょうか。
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